ひとくちの甘能

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  • サイズ B6判/ページ数 192p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784048839488
  • NDC分類 596.6
  • Cコード C0095

出版社内容情報

地味なのになぜか男にもてているわらび餅のような女。麩まんじゅうに見え隠れするエロティシズム。きんつばをお土産にもってきた男性のその心は? 甘いお菓子の秘め事をクールな視点で綴る、人生これ甘味エッセイ!

目次

春(ミルフィーユ;お団子 ほか)
夏(梅;ソフトクリーム ほか)
秋(芋きんつば;チーズケーキ ほか)
冬(鯛焼き;栗ぜんざい ほか)

著者等紹介

酒井順子[サカイジュンコ]
1966年東京生まれ。高校在学中より雑誌にコラムを執筆。立教大学社会学部卒業後、広告代理店に就職。会社員を経て執筆業に専念。著書に第4回婦人公論文芸賞と第20回講談社エッセイ賞とをダブル受賞した『負け犬の遠吠え』や、『その人、独身?』(ともに講談社)、『入れたり出したり』、『かわいい顔して…』(角川文庫)、『箸の上げ下ろし』(日本放送出版協会)、『枕草子REMIX』(新潮社)、『私は美人』(朝日新聞社)など多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

momogaga

35
図書館本。題名からちょっと淫靡さを感じたが、思った通りの内容だった。(まあ、女性向けですから微かに漂わす程度ですが)甘能と官能がシンクロしているところがいいですね。本中に34の甘味があげてあり、まだ経験していない、冷やし汁粉、粟ぜんざい、タルトタタンの3つを早速堪能します。2016/09/04

コジ

27
★★★☆☆ お団子、エクレア、ソフトクリーム・・・。さらには上海、バンコクのスィーツ事情などの甘味エッセイ。ラインナップは魅力的。ただし肝心のエッセイで語られている所感に共感できるかと言われると…「微妙」と答えたくなる。それはなぜか、テーマになった甘味のカロリーを気にするのは普通だが、スィーツを通じて考える男性観や恋愛事情など、話が自分の興味のない方向に流れる場合が多々。共感しにくさの影響か、読了まで時間がかかってしまった。2017/12/24

シルク

18
この本を読んで以来、色々な食べ物エッセイの類が好物になった。それまではそんな、読むジャンルではなかったのだけどね。食べものエッセイ。この1冊が、良かったのですよ~。マロンシャンテリーやらきんつばやら、ワッフルやらパフェやら。「結構もてる、大人のイイ女」な感じなのかな筆者は、と、読みながら思ったりした。そう感じさせる文章と内容。ただ読んだのが2年前で、ずっと感想放置してきたで、すっかりどんなだったか忘れた。そんな訳で再読、go! 感想はそちらで。 2016/11/17

バニラ風味

17
ミルフィーユから始まり、最後はタルトタタン。春夏秋冬、それぞれの季節に食べたスイーツの思い出が綴られている。どこの、なんていうお店か、という記述もあり、「ああ、あそこのね!」と思う場所が、いくつもあった。著者と一緒に、季節のスイーツの記憶をたどり、話に花を咲かせるのは、楽しいひとときだった。さらっと読める一冊だけど、(甘い物を食べたくなるので)甘味とお茶を傍らに置いて読むのが、おすすめです。2014/09/22

らぴ

16
マンゴーの熟した香りを「死臭」などと表現するところがすごい! いや、わたしもそれに近い香りだと思っていたけれど(笑)。粒あんこしあん派の話などもおもしろく、和菓子が多く取り上げられているのもうれしい。甘いものが食べたくなる。2010/12/02

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