内容説明
１８９６年の第一回大会から数えて１０８年目の夏、五輪はアテネへ回帰した。２００４年アテネ五輪で輝くために、完全燃焼したアスリート２２人の肉声。
目次
第１章 “日本初”の金メダル（野村忠宏（柔道）三度目の金はしみじみと…
塚原直也（体操）父の背中を見て育った ほか）
第２章 女たち、夫婦たちのオリンピック（格闘する大和撫子たち；谷亮子（柔道）・谷佳知（野球）夫婦で挑んだ金メダル ほか）
第３章 敗れざる挑戦者たち（井上康生（柔道）すべての重圧を受け止めて
末続慎吾（陸上短距離）世界最速の夢 ほか）
第４章 マラトンを駆ける（野口みずき（マラソン）アテネのゴールを頭に描き続けて
土佐礼子（マラソン）“諦めない”そして“大丈夫” ほか）
著者等紹介
増島みどり［マスジマミドリ］
１９６１年、鎌倉市生まれ。学習院大学政治学科卒。日刊スポーツ新聞社を経て、９７年よりフリーのスポーツライターとして独立。夏冬オリンピック、サッカーワールドカップ等、多岐にわたる競技において、国内外での綿密な現場取材、選手との信頼関係に基づく独自の視点からスポーツノンフィクションを精力的に発表する。著書に『６月の軌跡 ９８年フランスＷ杯日本代表３９人全証言』（文春文庫、９９年ミズノ・スポーツライター賞受賞）などがある
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