内容説明
鴻上尚史が公演のたびに配るメッセージ『ごあいさつ』。第三舞台の旗揚げから最新の公演まで、24年分のごあいさつに書き下ろしの解説をつけて全収録。
目次
朝日のような夕日をつれて―はじまりにあたって
宇宙で眠るための方法について―名もなき夜のために
プラスチックの白夜に踊れば―空とぶ赤いクジラ
電気羊はカーニバルの口笛を吹く―カーニバルのはじまりに
朝日のような夕日をつれて’83
リレイヤー―DELAYERになったら
デジャ・ヴュ―ハードボイルド・エッグを食べながら
宇宙で眠るための方法について―再び、はじまりにあたって
岩谷真哉・第三舞台劇団葬 御礼
モダン・ホラー〔ほか〕
著者等紹介
鴻上尚史[コウカミショウジ]
1958年生まれ。早稲田大学法学部卒業。81年、早大演劇研究会を中心に劇団第三舞台を旗揚げし、以後、多くの舞台作品の作・演出を手がける。87年に『朝日のような夕日をつれて’87』で第22回紀伊国屋演劇賞団体賞、95年に『スナフキンの手紙』で第39回岸田国士戯曲賞を受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
山田太郎
25
意外と統一感があって、第三舞台の歴史がわかるし、思ったより面白かった。劇団員がおもったより少ないんで驚いた。しかし、この人の文章力って半端ない。2012/06/02
Yoshinori Inagaki
1
ノスタルジーに浸った1冊。 僕が第三舞台を見てからもう20年なのだけれど、今でもあのころの「空気」を思い出させてくれた。 鴻上さんの思想は自分とは相容れないところもあるけれど、自分の人格形成に影響を与えてくれた人。 解散公演は仕事の関係で、名古屋でのクローズドサーキットで見た。2021/10/24
aizum
1
再読。封印解除&解散公演に備えて読みたかったのですが、結局公演中の今読み終わりました。「正直な話、あまり素敵な物語など書きたくないと思っています。」という書き出しから始まる『電気羊はカーニバルの口笛を吹く』のごあいさつが好きです。2011/12/08
mutou_tsusato
1
何年か前から読みたいと思いつつ後回しにしてきた本。図書館で借りる。高校生の頃、戯曲を何作か読んでいたため既読のものもあるが、あとがき的回想部分を面白く読めた。また、全部を通して読んで見えてくるものもあった。鴻上尚史という人の中核にある恋愛観は、今回読んでみて初めて気がついた。また何年か経ってから読みたい。2011/02/22
harak
1
演劇に疎く基礎知識がないので、鴻上尚史が第三舞台の主催者だということすら知らなかった。NHKの英語の番組に出てた優しそうなおじさんが・・・。舞台がかかる度に観客に配られた「ごあいさつ」を集めた内容。純粋に第三舞台の知識が増えた。ゴドーを待ちながらを書いたベケットの背景について言及している個所があって、それが拾いものでした。2009/10/14
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- 和書
- 共生社会の創出をめざして




