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疲れすぎて眠れぬ夜のために

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  • サイズ B6判/ページ数 257p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784048838191
  • NDC分類 159
  • Cコード C0095

内容説明

新しい生き方の師範、『「おじさん」的思考』の著者が贈る最高の叡智。現代思想の最先端をゆく幸福論。サクセスモデルの幻想を捨て去り、真の利己主義を目指し、身体感覚を蘇らせ、礼儀作法と型で身を守り、家族の愛情至上主義はもうやめる―もっとも現実的な生き方の知恵。

目次

1 心耳を澄ます(ワンランク下の自分に;ほんとうの利己主義とは ほか)
2 働くことに疲れたら(サクセスモデルの幻想;女性嫌悪の国アメリカが生んだサクセスモデル ほか)
3 身体の感覚を蘇らせる(個性ということ;マップする視点 ほか)
4 「らしく」生きる(アイデンティティという物語;エコロジカル・ニッチ論 ほか)
5 家族を愛するとは(どんな制度にも賞味期限がある;私の拡大家族論 ほか)

著者等紹介

内田樹[ウチダタツル]
1950年東京生まれ。東京大学文学部仏文科卒。東京都立大学大学院人文科学研究科博士課程中退。東京都立大学人文学部助手を経て、現在神戸女学院大学文学部教授。専門はフランス現代思想、映画論、武道論
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

TANGO

38
図書館本。難しそうだと思っていたけれど、やさしい文章で読みやすくて分かりやすい。寝る前にちょっとずつ読んで、肩の力を抜くにはおすすめ。何かと力が入りがちなので、上手く自分をコントロール出来るようになるためにも、手元に置いておきたい1冊。2014/05/14

里馬

7
【図】実に単純明快だ。バサリ、バサリと「常考(=常識的に考えて)」を斬り落としてゆく。そんな体勢から刀を振れるものなのか、と驚き、呆気に取られた一瞬間に小気味良い結論を頂く。ぼんやりと曖昧な意見を持っているものの、いざ説明を求められると他者への説得はなかなか出来ない。ほうほう、とするする読み飛ばしてしまいそう。でも、考えずに読んでしまったら、結局読む前と一緒で、結論だけ残ってしまい、曖昧な意見の持ち主のままかも…ね?2013/08/16

いっちー

5
今の日本人の身体感受性の機能不全は、行政の不備とならんで深刻な社会問題。その最大の問題は「あまりにみんな似すぎてしまった」こと。だからもう少しバラけた方がいい。他の人も同じ違法行為をしているという事は、それが罰せられない事の根拠にはならないのだから。「型の衰退」……心耳を澄ませて無声の声を聴く。相手の身体から発せられる気の流れを感知する能力。「未来予測」つまり先を読む感覚、起きる気配に反応する能力を訓練することが大事。その昔、人間の潜在的可能性を最大化する生き方の技術訓練として武道は役に立っていたんだ!2017/01/28

ふじ

5
「いつもの」だけど、昔に出した本のほうがなんとなく読みやすいな/内田本は「頭使って読まなきゃならない本を読む余力はないけど、とりあえず文字を眺めていないと気が済まない活字中毒状態」の時にぼんやり眺める定番となりつつある2015/01/31

ごろ寝

4
内田樹さん初読み。自分も少し習ったことがあるので、合気道をする学者さんということで前から気にはなっていた。ビジネスとレイバーの話に落ち込む。公人と私人の話、ためになる。2016/08/08

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