内容説明
「私はこれまで数え切れないほど死に直面した」奇蹟的体験から悟った命。どかんたれ作家が贈る、人生のエッセイ。
目次
奥が深い
船幽霊
ツキは落ちる
逃避行
人生は「塞翁が馬」
二人の作家の死
人生の夢と現実
私の免許証
酒と煙草
女は永遠の謎
五十年目の解明
潮時の重さ
奇蹟
弟の死
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ライム
1
大きな不運に襲われても、これで人生が定められる訳にいかないと逆に意欲が膨らみ大きく活躍、そんな人が実際にいた。株で失敗し無一文、重ねて原因不明の奇病で全身マヒで3年入院、こんな苦労を経験したら意気消沈してネガティブ思考の人になりそう。しかし筆者は、手が動く程度回復した段階で、作家になるという鬼の決意をしたと。そして実際、鬼のような作品数を書いている。その気持ちの折れなさに圧倒され、むしろ愉快な気持ちになった。2023/01/23
reading
1
作家の壮絶ではあるがツキに恵まれていた人生を興味深く読んだ。2013/05/30
kazoukato
0
そういう人生でしたか。天命を全うしたのですね。2016/08/04