内容説明
サッカー、野球、格闘技、アメフト…映画監督・周防正行がスポーツへの情熱をあますことなくぶつけた観戦記。
目次
完全流血中田計画
「明るく楽しく激しいプロレス」の明日は決して明るく楽しくはない
“らしくない”三振が語る二人の進化の可能性
ID対決を制した頼れる男の一発!
苦汁をなめた柳沢が真のストライカーへと変貌を遂げる日
10年間の想いが詰った大いなる1%の夢
世界を相手に誇れる真のドリームチームを!
幼少の憧憬が昇華した1コーナーの飛び込み
最強“桜庭劇場”は本当に面白いんです!
贅沢すぎたグランプリ。意外性に溢れた壮絶な闘い〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
鈍足君
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2000年出版の本。本書に出てアスリートの多くは一線を退いており、中にはご逝去された方も(合掌)。今でも一流で頑張っている鉄人もいます。失礼ながら映画監督も市井のオッチャン(私のことです)も、スポーツ好きは何も変わりませんですね〜。私、敬愛する王貞治さんに会えたら、次の日に死んでも一つも悔いはありません!2017/02/09
ryo_naka
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適当に手にとって読んでて、面白い文章を書く人だなぁと思ったら、周防監督だった。 野球大好きな感じが溢れててすごい。なのに、NFLが生で観たくて始めたというのも面白かった。 完全にファン目線の文章なのだが、ちょいちょい鋭すぎる指摘があるのも先見性がある方だなと。2015/02/05
148cm
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シナリオにそってシーンを作り込む映画監督が、筋書きのないスポーツをどう見、楽しみ、伝えるのか--に興味を持ち、読んでみた。ボクシングとK-1の項は、緊迫感、臨場感が伝わってきて面白かった。著者も筆が進んだのでは? と思う。サッカーの項は、どうも合わなかった。野球もあんまり。2014/11/22
Stair512754
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映画「シコふんじゃった」「Shall we ダンス?」 等の監督で知られる周防正行氏が雑誌連載していたスポーツ観戦記 掲載されていたのが1999年頃と今から約10年前 サッカーで言えばフランスW杯の直後 つまり02年の日韓大会を前に非常に期待が高まっている時期 彼が提唱する20年後を見据えた日本代表強化作「完全流血中田計画」 あながち的外れでもないところが笑えるな この本が出てから既に3回もW杯が終わってしまったという 月日の流れの速さにただただ驚愕だ 2010/09/20