内容説明
さびしい時は雲と話をしているの…。１５歳の若さで白血病を発病した中島佐知子さん。宗田理“ぼくら”シリーズの愛読者だった彼女が、投稿紙『ぼくらの新聞』で病気をうちあけると、１０００通を越える激励の手紙が全国から寄せられた。手紙は彼女に生きる力を与え、生きるために大切な何かを教える…。家族、恋人、担当医、宗田先生、文通友達、たくさんの愛につつまれた真実の記録。
目次
１ 佐知子からの手紙
２ １９９２年 佐知子の日記・発病からの記録
３ １９９３年 ぼくらのミステリー列車―佐知子と１０００人の仲間たち１
４ １９９３年 タッピーと佐知子
５ １９９４年 国際学生ファッション・コンテスト入選
６ １９９５年 高校卒業・いい年だった
７ １９９６年 再発・頑張ろう―佐知子と１０００人の仲間たち２
８ １９９７年 骨髄移植・最後の闘い―佐知子と１０００人の仲間たち３
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あられ
1
私は、ぼくらシリーズが発売されたころはまだ子供でリアルタイムで読んでいたわけではないけど、 ミステリー列車で中川冴子が登場したときにはもうモデルとなっている佐知子さんはなくなっていて、佐知子さんへ手紙を書くことが叶いませんでした。 でも、千通のぼくらの仲間から手紙が届いていたと知りうれしかった。 ぼくらシリーズの本のあとがきだけでは伝えられなかった、佐知子さんの闘病の様子や、ぼくらの仲間、宗田先生との交流を知ることができた。 9/6は友達の誕生日ではあるけど、佐知子さんの命日ということも覚えておこう。 2013/12/12
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