内容説明
この一冊で、私を知ってほしい―知られたくない。『家族シネマ』『水辺のゆりかご』。現代の家族を描きつづける芥川賞作家が見つめた「私」語られた言葉が映し出す―その「素顔」。
目次
51の質問
全作品解説「本」
全作品解説「舞台」
対談(大槻ケンヂ)
対談(荒木経惟)
『10 WINGS』を聴く
私のBEST3 音楽&映画
スピリチュアル・メッセージ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
nonpono
31
1997年の柳美里。勢いがある。夏、青春18切符で福島の小高に寄りたかったが、体調不良で断念。柳美里が経営するブックカフェを訪問したかった。思えば、柳美里を知ったのは文春の書評欄で、猫と自らの堕胎手術について書いていて、ドギモを抜かれた。書評って?、さらけだすって?としばらく唸っていた。それからの芥川賞を始めとする躍進をリアルタイムで見れた幸福を思った。柳美里に「きみは演じるより、書いた方がいいんじゃないか」と指摘した東さんはやはり凄いし、東さんは寺山修司のところにいたし、文学の遺伝子は繋がっていくんだ。2024/09/14
wakaba
2
柳美里さん、大学に時代凄い好きな作家さんだったな~。こちらの本は、柳さんについて色々知れた良かった。2024/10/16