内容説明
一人芝居の鬼才が明かすミステリアスな正体。自らの舞台のヒントとなった、日雇い時代の思い出、強烈な印象が残った人々、父親としてのとまどいなど、著者のユニークな日常をイラストと共に綴った、初エッセイ集。
目次
1 遊泳生活
2 気になる人々
3 修業時代
4 旅ゆけば…
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あなた
1
イッセーが苦労していた時代を描いたエッセー集。イッセーのエッセーだからといって、別に洒落をいっているわけではない。彼は本当に苦労している。でもその苦労のなかで少し視線をずらしながら人とは違うことを演じてきた。人にうけいれられながらも人と違う道をゆくのはこの視線のわずかなずらし方の美学が必要だ。高校の同級生に「ピカソくん」という人がいたが、彼は視線を見失ってしまっていた。いまいちど、妥当性と意外性の幸福な融合というお笑いの構成要素を思い起こそう。意外にも学問研究の構成要素もまったくそれと同じなのだが2009/07/14
カンパネルラ
0
作者らしい、独自の視点に立ったエッセイ。やっぱり少し変わっていて、確かに友達は少なそうだ。イラストも本人でなかなか味がある2003/11/30
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