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角川俳句叢書 日本の俳人100
夢洗ひ - 恩田侑布子句集

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  • サイズ B6判/ページ数 173p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784048764032
  • Cコード C0092

出版社内容情報

〈越え来るうゐのおく山湯婆抱く〉2008年から8年間の約300句を収める第4句集。現実と夢幻の間に立ち上がる世界を言葉の雫で鮮やかに描き出す。評論集『余白の祭』でドゥマゴ文学賞を受賞し、一層の活躍が期待される著者の詩情豊かな作品集。

恩田 侑布子[オンダ ユウコ]
1956年9月、静岡市生まれ。「酔眼朦朧湯煙句会」、連句「木の会」終会まで所属。現在「豈」同人、「樸」代表。現代俳句協会会員、日本文藝家協会会員、国際俳句交流協会会員。句集に『イワンの馬鹿の恋』『振り返る馬』『空塵秘抄』。共著に『現代俳句ハンドブック』『句会遊遊』『鑑賞女性俳句の世界4』他多数。評論『余白の祭』で第23回Bunkamuraドゥマゴ文学賞受賞。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

nobi

58
ホイットマン、ディキンソン、ギンズバーグの英語の詩の後にこの俳句集を紐解くと懐かしい土地に舞い戻ったよう。アスファベット26文字に比べて、漢字とひらがなの組み合わせって視覚的にもこんなに多彩だったか。17文字の世界が奥深い。そこに旧仮名遣いと作者独特の雅びな言葉が連なって江戸の風情。平成26年出版とは驚き。とは言え懐古趣味的でもない。思いを遂げられない悲しみを湛えつつ戯れ、時に修行僧の如く超然と立つ。「風呂吹や時間うるむといふことを」のように“時間”に“うるむ”という語を当てたりして前衛的な趣きも呈する。2021/03/10

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