出版社内容情報
現代版、『徒然草』!689年の歴史を誇る鎌倉瑞泉寺の住持にして若山牧水賞受賞歌人の著者がユーモアを交え文学で説く人の世のほんとう、生きるよろこび。
大下 一真[オオシタ イッシン]
1948(昭和23)年静岡生まれ。生家は禅寺。現在、鎌倉瑞泉寺の住持。68年「まひる野」入会。71年駒沢大学仏教学部卒。82年より「まひる野」編集委員。2007年『足下』にて日本クラブ賞受賞。
内容説明
689年の歴史を誇る鎌倉瑞泉寺の住持にして若山牧水賞受賞歌人の著者が、ユーモアを交え文学で説く人の世のほんとう、生きるよろこび。現代版、『徒然草』!
目次
シガーのけむり
梅のはなし
あれから一年
新入社員の季節
律儀者の話
掛け軸の話
吉野秀雄艸心忌
嬉しくない同居者
山崎方代忌楽屋話
大下豊道和尚の話〔ほか〕
著者等紹介
大下一真[オオシタイッシン]
1948年7月静岡県西伊豆生れ。1964年1月「まひる野」に入会。1968年7月鎌倉瑞泉寺に住み大下姓を継ぐ。1971年3月駒澤大学仏教学部卒業。円覚寺専門道場にて1976年7月まで修行。瑞泉寺副住職。1985年3月瑞泉寺住職。1987年7月山崎方代の研究誌「方代研究」創刊編集、今日に到る。2005年1月「まひる野」編集室担当。2015年1月「まひる野」編集発行人。著書に歌集『足下』(日本歌人クラブ賞受賞)歌集『即今』(寺山修司短歌賞受賞)歌集『月食』(若山牧水賞受賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ryohjin
16
鎌倉瑞泉寺の歌人でもある住職が短歌の雑誌に連載したエッセイです。時々鎌倉に足を運びますが、少し奥まったところにあり静かで、季節の花も咲き、お気に入りのお寺です。「お坊さん」の日々の生活を中心に描かれた文章は、軽妙でユーモアがあり、面白く読み通すことができました。ゆかりの歌人の忌日の行事でビールをあけることが書かれており、一度鎌倉で飲んでみたいと思っている身にはうらやましいかぎりです。飲んで帰るには少し遠く泊まるには近すぎてなかなか実現しません。鎌倉の雰囲気に浸れる一冊でした。瑞泉寺、またお邪魔します。2024/02/29
mariko
0
瑞泉寺の住職の話。 山崎方代の研究家でもある。 鎌倉のあの辺の話が出てくる軽い本。2017/03/21