早雲立志伝

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 501p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784048741576
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

時は文明八年(一四七六)八月。京から駿河に向け馬を駆る、天翔る虎雲のごとき若武者がいた。その人こそ、若き日の北条早雲―伊勢新九郎盛時。弱冠二十一歳での駿河下向から、禅寺での修行、幕府申次衆への就任と政争、伊豆討伐、関東管領との戦い、そして小田原城の奪取まで―。細川政元との漢同士の絆や、弟・甥に対する深い愛に満ちた若き日々を、まったく独自の解釈でえがいた、怒涛の傑作歴史長編。

著者等紹介

海道龍一朗[カイトウリュウイチロウ]
1959年生まれ。2003年に『真剣』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Haru

21
『北條龍虎伝』から遡って、伊勢盛時のまさしく「立志伝」。500ページ弱もあるので、生涯を書いているのかと思いきや相模に手を出す手前まで。若き盛時がいかに備中~京~伊豆と進出していく様子が丁寧に描かれている。盛時の年齢や管領の細川政元との交流など、あとがきを読むといかに海道さんが史実とフィクションを苦労しながら、また楽しみながら構築していったかが分かり非常に興味深い。続編の『早雲立国伝』(仮題?)、さらに先の氏康の川越夜戦後の物語をあわせて「北條三代記」を予定しているとのことで、非常に楽しみです。2013/11/19

ハッチ

14
★★★★★北条早雲の若かりし頃の話し。弟の弥次郎との絆に感銘を受けた。この前読んだ富樫倫太郎さんの本をほとんど内容は変わらないけれどそれでも面白かった。2015/02/17

Mzo

11
北条早雲の一代記。生年が従来説よりかなり後年の新説を採っているのだけあってかなり若々しい印象。こういう書き方もあるのか、となかなか面白かったです。ただ、台詞回しとかが微妙に私の好みとずれている感じなんだよなぁ…北条早雲なら『箱根の坂』(司馬遼太郎)の方が好みかな。2014/04/03

ナオデラ

9
成り上がり浪人の早雲像ではなく、京の公方の申し次衆を歴任する備中伊勢氏の御曹子として若々しく描かれる早雲。今川家内訌で太田道灌に翻弄されたり後の管領細川正元との禅寺修行、自身の優柔不断による弟と忠臣の死など可能性と共に若さゆえの失敗などが盛り込まれていて新鮮に読めた。あとがきには北條家クロニクル構想があるらしく書かれていたので機会があれば読んでみたい。2014/10/13

まちゃ

7
伊勢新九郎盛時(後の北条早雲)。二十一歳での駿河下向から、禅寺での修行、幕府申次衆への就任と政争、伊豆討伐、関東管領との戦いから小田原城の奪取まで。戦国の梟雄のイメージがある北条早雲を独自の解釈で描いているところが新鮮。読後感〇2014/04/28

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/2356652
  • ご注意事項

最近チェックした商品