内容説明
三兄弟の末っ子として海辺の街で育った高校三年のぼくは、進学校に通いながら陸上部の長距離ランナーとして練習に励む日々を送っていた。後輩の篠原との恋愛はうまくいかず、勉強にも身が入らない…そんなある日、長兄の裕が海で事故に遭ったという知らせが入る―。疾走する少年を描いた、ノンストップ青春ストーリー。
著者等紹介
川島誠[カワシママコト]
1956年東京都生まれ。京都大学文学部卒。83年「幸福とは撃ち終わったばかりのまだ熱い銃」でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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takaC
28
毎章「これってエロ小説?」と思ったほど、そういうシーンが多かった。作者の嗜好なのだろうか?2012/05/28
nyanco
13
川島さん、お初。可愛い表紙のイラストで、てっきり佐藤多佳子さんのような陸上男子の青春もの…と思って読み始めたのだが、あまりのギャップにビックリ。長男・裕が同級生の竹内さんと出来婚、20才の若い母親でもある竹内さんは次男の零とも、三男の高校生の健とも関係を持っていた…。この辺りからもうオバチャンにはついて行けない…次男・零の繰り出す下ネタギャグも、どうもダメ…。それでも早々に亡くなってしまう長男・裕の死を乗り越えて…という展開を期待していたら… う~~ん。続→2010/12/30
ケイ
12
兄弟の絆とか互いへの思いやりが、独特ながらも深くて、青春期特有のもやもや感などなるほどなあと思わせられた。しかし、こんなに男女関係が乱れた10代ってそうはいないのでは?2012/06/27
そのぼん
8
青春ものに入るのでしょうがやたら性描写が多いので驚きました。2011/11/06
詠(よみ)
6
表紙、タイトル、帯から想像していた内容とは かなり違い、今 読みたいのはこれじゃない…が ずっと頭にあった。しかし それでも読み切ったのは 語り口が軽く、テンポがいいからかな。ただ 救われない感じは 最後まで拭えなかった。2016/11/25