女騎手

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 301p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784048741149
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

阪神競馬場で一頭の馬が暴れ、レース中に起きた不自然な落馬事故。勝利した女性騎手・夏海は、重傷を負った幼馴染み・陽介のため、事故を調べ始める。優勝は自分。八百長であったはずはない。しかし、馬の所属する厩舎は経済的に困窮、馬主と調教師が対立していた。折しも陽介の父が、厩舎で何者かに殴られた。親子を狙った犯罪か?厩舎で何が?夏海は、トレーニングセンターや競馬場へと赴き、元同僚や新人騎手に会ううちに、ある疑いを抱き―。第30回横溝正史ミステリ大賞優秀賞受賞作。

著者等紹介

蓮見恭子[ハスミキョウコ]
1965年大阪府堺市生まれ。大阪芸術大学美術学科卒。『女騎手』で、第30回横溝正史ミステリ大賞優秀賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

瑪瑙(サードニックス)

55
2009年横溝正史ミステリ大賞優秀賞受賞作。『薔薇と言う名の馬』から改題。今でこそ女性騎手が複数誕生して活躍もしていますが、数が少なかった頃の競馬界での女性騎手の立ち位置が分かりました。ミステリとしてはイマイチですが、競馬界の事を知る上では良かったと思います。競走馬は経済動物なので仕方がない面もありますが、だからこそ引退馬たちに目がいくようになってきたことが少し嬉しいです。2021/05/06

nyanco

14
競馬に関する知識が無いので、コレって…?と簡単な言葉でも知らないことがあって戸惑った部分もあるが、へ~そうなんだ…の部分が多く、目新しく舞台設定として非常に面白い。作者からの馬に対する愛情が良く伝わってくる。しかし、ミステリとして考えると、犯人探しを撹乱させるために登場人物を増やしているのだろうが、どうにもゴチャゴチャしていてスッキリしない。夏海が探偵になるのが唐突すぎる感じもする。夏海の過去の落馬事故と馬の殺処分の話を絡めて描くのは面白いのだが、焦点があちこちにぼやけてしまう。続→2010/12/02

むつぞー

11
競馬ミステリということなので手にしました。 競馬ミステリとしての面白さはあったと思います。 ただ競馬のドラマに比べてしまうと、人間ドラマと人物に魅力がちょっとないのが残念かな。なので物語がこじんまりとしてしまった感じがします。 せめて最後に主人公の成長でも見ることができれば読後感もよくなるのに、なんでここで終わっちゃうかなと思うところもありますし…。 そうはいってもミステリとしてはキレイにまとまっていますので、今後頑張って日本のディック・フランシスを目指して欲しいものです。2010/11/05

うまかぼー

10
競走馬保険、見舞金なんてものがあるのは知らなかった。ミステリーとしては突っ込みどころもあっていまいち。競馬好きなら読んでも面白い。2015/03/30

ぽかちゅう

10
競馬は好きな方なので読んでみました。すごく詳しく調べておられるな~!と思いました(^^)v…ただミステリーとして読むと満足感はあんまり…(自分には)心理描写が少し物足りなかったかな(^^;ミステリーなしのスポーツものなら読みたい気がします。2014/09/28

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/640528
  • ご注意事項

最近チェックした商品