内容説明
子供の頃、家族を何者かに惨殺され、怒りに衝き動かされるタケル。中国残留孤児三世に生まれたことで日本人を憎むホウ。出自から目的まで、すべてが謎に包まれたカスミ。そして、三人を特殊捜査チームに仕立てようと目論む、警視庁の異端者クチナワ。ここに「カルテット」の伝説が幕を開ける。それぞれの想いを秘めた三人と異端の刑事、四人が犯罪に立ち向かう、興奮の新シリーズ。
著者等紹介
大沢在昌［オオサワアリマサ］
１９５６年名古屋市生まれ。慶應義塾大学法学部中退。７９年『感傷の街角』で第１回小説推理新人賞を受賞しデビュー。８６年『深夜曲馬団』で第４回日本冒険小説協会最優秀短編賞、９１年『新宿鮫』で第１２回吉川英治文学新人賞、第４４回日本推理作家協会賞長編部門を受賞。９４年『無間人形 新宿鮫４』で第１１０回直木賞を、２００４年『パンドラ・アイランド』で第１７回柴田錬三郎賞を、１０年第１４回日本ミステリー文学大賞を受賞（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
紫綺
94
ワイルド7のような非合法特別警察チームの誕生編。負の感情を持つ若者の負のエネルギーで、悪党どもを駆逐するハードボイルドアクションもの。2017/08/12
紫綺
62
再読。強烈な負の要素を持つ青年たちを集め、悪を潰すハードボイルド。2020/04/29
柊龍司＠中四国読メの会＆読メ旅＆読食コミュ参加中
21
テレビ化で一気に４巻が連続発売は良いけど、1冊ずつが薄いなぁ。まぁ初巻は顔合わせの事件という事で、次の巻からのそれぞれの人物の活躍と掘り起こしに期待しよう。2011/01/16
MarsAttacks!
19
シリーズ1作目のせいか、主要登場人物の紹介と、彼らが集結する事件がメインで、色々な事情や秘密を、抱えたまま次に続きます。そうまるでドラマか何かの第1話みたいな感じです。物語は大沢作品らしさが出てはいるのですが、少し軽めの感じと、文量が少ないせいか、物足りなさを感じます。でもシリーズものとしての、つかみとしてはＯＫ！これから、どんな事件がおき、どんな秘密が明かされるか楽しみ。2012/06/20
まつじん
14
さらっと読み進めそうでいて主人公の設定、そしてセリフがすごく気になります。かっこつけすぎのような気もしますが次作以降ですっきりと・・・するのかな？かなり楽しみです。2011/01/15
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