鼠、闇に跳ぶ

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  • サイズ B6判/ページ数 313p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784048740456
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

江戸の夜闇のなか、屋根から屋根へ風のような身のこなしで瓦をわたり歩く、その名も世に聞こえた盗賊・鼠小僧。しかし昼の顔は、“甘酒屋の次郎吉”と呼ばれる遊び人だった―。盗みに入った先で頼まれごとをして帰ってきたり、美女の誘いにたじろいだり…。なさけ深く、気っ風のよい次郎吉が、小太刀の達人・妹の小袖とともに、江戸の正義を守って、夜な夜な大活躍する、胸すく熱血時代小説。

著者等紹介

赤川次郎[アカガワジロウ]
1948年、福岡県生まれ。1976年、「幽霊列車」で第15回オール讀物推理小説新人賞を受賞し、デビュー。作品が映画化されるなど、続々とベストセラーを刊行。2006年、第9回日本ミステリー文学大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kaizen@名古屋de朝活読書会

84
時代小説、鼠小僧次郎吉。 鼠小僧。名は、甘酒屋次郎吉。 妹、小袖と2人暮らし。 江戸の庶民の人情物語。 侍や大店のご主人の無理をかわす。 弱きを助け、強きを挫く。 本当にあった話かのように描いている。 ついつい、次郎吉の視点でのめりこんでしまう。 どんどん書き継いで欲しい。 日本のよき文化の継承。 かっこいい妹兄の活躍にもかかわらず、 万事丸く収まるわけではないところがものがなしい。2013/05/05

万葉語り

34
自分の欲を満たすために村全体を亡きものとしてしまった「美女に会う」。島帰りのスリの名人とその孫娘を救うために一興行打つ「トチる」がおもしろかった。ドラマは終わってしまったけれど、最後まで読みたいシリーズです。2016/06/03

きさらぎ

33
今回は小袖あっての次郎吉だ。どうやら本の中でも次郎吉さんモテるようで盗みに入った先で頼まれごとをしてそのお礼にその身を差し出されたり、「向こうは男を騙すのが商売だ。うまく騙されてやるのが、いい男ってもんだろ」と女の味方をしてくれたり、本当にいい男! いざとなれば千両箱を放り出して人助けもする。このシリーズ制覇したいけど、と見終わるのがもったいなくて次々に手を出せない。2018/02/25

のほほん@灯れ松明の火

22
かっなり久々の赤川作品で、しかも時代小説ということで、楽しみに図書館から借りました。 どうやらシリーズものの2作目だったようです。鼠こと次郎吉と妹の小袖とが、やっかいごとを解決していく短編集で、1作目を読んでいなくても面白く読めました。スッキリ爽快な勧善懲悪な話ではなく、ちょっと物悲しいような、寂しい感じに、なんだかギュっとハマってしまったようです。順番が逆になりましたが、1作目も読んでみたいです。 2011/11/22

イケダ5→1

17
何十年かぶりに赤川次郎さんにはまる。2冊目はどうかと思ったけれど、さらりとすんなり昼の時代劇再放送を見ているかのストーリー展開と正義が活きる展開に納得。短編内の1作だけ哀しい結末があったがそれも時代物の宿命か。2014/07/12

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