内容説明
向山授・17歳は勉強も運動も人づきあいも“そこそこ”な平凡男子。自分よりも女子に人気があって大人びた存在感を持つ同級生・西村滋雄にジェラシーを感じたりする日々。そんなある日、不思議なクリニックに迷い込んだ授は、突然自分の前世にトリップする。ある時は中世のイタリアで貴族となり、ある時はナポレオンの側近として軍人となり。おまけに、そこで出会うのはどこか見覚えのある人物ばかりで…?過去から現代へとつながる絆の謎を解くために、授は前世への旅に挑む―!時空を超えた、青春ファンタジー。
著者等紹介
さとうまきこ[サトウマキコ]
東京生まれ。上智大学仏文科中退。1973年、ベトナム戦争の脱走兵と少女の交流を描いた「絵にかくとへんな家」(あかね書房)で日本児童文学者協会新人賞を受賞。1982年、思春期の少女の繊細な心を描いた「ハッピーバースデー」(あかね書房)にて野間児童文芸推奨作品賞を受賞。2005年「4つの初めての物語」(ポプラ社)で日本児童文学者協会賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ここまま
23
催眠状態で前世を疑似体験する授。恵まれた環境の中、アイデンティティを確立できずにいた彼が、自分の価値を見出すまでの物語。冒頭は、前世で何度も巡り会ってきた弥生との恋愛話が軸のファンタジー?と思いつつ、楽しく読みましたが、生命の意味や宗教観など重いテーマをYA向きに爽やかに描かれた、なかなかに読み応えある物語でした。2014/08/15
はるき
14
児童書とは思えない怒涛の展開。今まで生きてきた人生をワールドワイドに旅して成長するという凄い設定で、それぞれの人生描写が結構凝っていて楽しい。甘すぎないのが良いですね。2016/01/12
藤月はな(灯れ松明の火)
12
輪廻を繰り返し、様々な人生を体験しても出会い続ける三人の姿や交流に心が暖かくなりました。宗教、世界も踏まえた壮大なファンタジーだったので驚きました@Д@授君が相手のことを考えた上で行動する姿が眩しいです。カバー画が佐原ミズさんで嬉しかったです♪2010/11/05
すぅーた
9
題名に惹かれて図書館で。振り子のように揺れ動く沢山の人生はそんな人になるのかと驚き半分、前世因縁バリバリにあきれ半分で面白かった。でもガルーダにのったとこからはガッカリ。ずっと個人(三人)の話だったのにいきなり世界規模にするのはどうかと。2012/06/20
ことらいおん
8
なにをしたくて何度も同じ面子での巡り会いを繰り返してるのかあんなに考えてたのに、結局、3人バラバラになってしまって授の思うようにはなれなかったけど、授が目標持った大学生になれたのは良かったなぁと思いました。結果的に他の二人も誰かの幸せの為に奮闘していたし。佐原さんの装画が爽やかで印象的です。ただ、今時の高校生ってそんなに無気力でなんとなく生きてるだろうかと引っかかった。結構将来の目標に必死だと思うけど。2011/02/10




