暴風地帯

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  • サイズ B6判/ページ数 317p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784048740388
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

千葉県房総市で、漁網用ロープで風車に吊された女性の死体が発見された。同時に、被害者が所属する住民風車組織の理事長、蔵原が行方不明に。手の込んだ殺人方法、凶器のロープから見つかった有毒物質。背後には、利権争いと数々の不穏な人物が見え隠れする。自然エネルギーの町に、原発廃棄物処分場誘致の動きが―。諍いの最中に起きた猟奇殺人事件に、僧侶にして元捜査一課長の法舟が挑む。

著者等紹介

中村敦夫[ナカムラアツオ]
1940年東京生まれ。東京外国語大学中退後、劇団俳優座へ。72年、主演ドラマ「木枯し紋次郎」がブームとなる。83年、『チェンマイの首』で小説家デビュー。その後、参議院議員となり、「みどりの会議」代表。2004年、政界引退。07年から09年、同志社大学院講師。日本ペンクラブ環境委員長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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Ramgiga

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あの木枯し紋次郎を演じた中村敦夫氏。辛口のニュースキャスター、政治家と多彩な才能を示していたが、小説も書くとは! 話は千葉の九十九里浜の架空の都市で起こった美貌の反原発運動家が殺された猟奇的殺人事件。政治家やヤクザが随所に複雑に絡み、それを元刑事の禅僧探偵か鮮やかに謎を解決する、エンタメ。そして知らず知らずのうちに原発に潜む利権の構造や反原発運動家のメンタリティーか啓蒙される。さすがの小説家である。2022/12/11

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