内容説明
少子化の影響もあり、今にもつぶれそうな黄桃学園大学に、ハリウッドで物語分析官として活躍していた初代理事長の孫娘・一条リラがやってきた。バチッと決まったハイファッション、スタイル抜群で物怖じしない彼女が、映画の知識と行動力をいかして、再建に乗り出す！しかし、現理事長による陰謀、さらには完璧に見えたリラに意外な弱点があることも明らかになって―。リラの奇抜なシナリオは、あきらめきった人々の心を変えられるのか。
著者等紹介
吉野万理子［ヨシノマリコ］
１９７０年神奈川県出身。上智大学文学部卒業後、新聞社、出版社に勤務。２００２年「葬式新聞」で「日本テレビシナリオ登龍門２００２」優秀賞受賞。２００４年連続ドラマ「仔犬のワルツ」脚本を執筆。２００５年『秋の大三角』で第１回新潮エンターテインメント新人賞（選考委員・石田衣良）を受賞し、小説家デビュー（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みえ
29
映画が観たくなるようなお話でした。すぐ読めます。2017/10/03
ちび
16
面白かったです！ 真琴の勤務する大学にストーリーアナリストのリラが来て、現実のストーリーを作り上げちゃうお話。 普段映画を観ない私でも楽しめました。 けど、観てる人ならもっと楽しめるのかも。 真琴の語り口調で進むこともあり、とっても軽く読めます。 最後はみんながハッピーで良かったです。2017/03/13
のりすけ
9
ここに出てくる映画はとても有名なものばっかり（映画スキーなら多分ほぼクリアしてると思う、面白いかどうかは別にして）。いい意味でも悪い意味でも「無難」な選択。それと、映画スキー＝「ニュー・シネマ・パラダイス」に感激という構図は、もういい加減やめてくれまいか？2017/03/05
冴子
6
映画好きにはたまらないストーリー。出てきた28本の映画の中で観てないのは1本だけだった。こんなにうまく物事が進むわけはないのに、うんうん、と思ってしまい、一気読みしてしまった。 軽いノリでで読める楽しい1冊だった。2014/09/26
mint
6
こんなに上手くいくのかな、と思いながら読みましたが元気になれる本でした。たくさんの映画が出てくるのでDVDを借りてみようかなと思いました。他の作品も読んでみたいです。2014/09/20
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