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白雪堂

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  • サイズ B6判/ページ数 205p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784048739559
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

基礎化粧品ライン「シラツユ」が看板ブランドの中堅化粧品会社“白雪堂”。技術力が高くてアットホームなこの会社に就職した峰村幸子。しかし、不況の影響で売れ行きは先細る一方。ブランド力を取り戻すため、彼女はあるプランを思いついた。しかし、企業スパイ疑惑やM&Aなど、峰村の行く手は前途多難で…!?史上初!乙女系経済小説。

著者等紹介

瀧羽麻子[タキワアサコ]
1981年兵庫県生まれ。京都大学卒業。2007年『うさぎパン』で第2回ダ・ヴィンチ文学賞大賞を受賞してデビュー。日々のこまやかな心の揺れから社会・経済の動きまでをみずみずしいまなざしですくいとる、新人女性作家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おしゃべりメガネ

200
瀧羽さんのお仕事小説で今作は化粧品メーカーが舞台です。相変わらず読みやすく、キャラもしっかりと確立していて良かったです。仕事に対するひたむきでまっすぐな情熱のルーキー「幸子」さんとしっかりものの先輩「槇」さんとのコンビが痛快でした。イヤミと思われる課長も実は気づきにくいところで人情肌で、ほっこりします。本文で「仕事の面白さはチームワークにあり、仕事の中身として何をやるかも重要だけど、誰と組んでやるかが大切」とあり、深く考えさせられました。失敗を恐れず、自分を、そしてチームや相棒を信じるって大切ですよね。2015/12/07

七色一味

43
読破。なんというか、お仕事小説なんですが、どうも起伏の少なさが気になるというか…。企業合併、産業スパイ、新製品開発…。結構お仕事小説的にはオイシイテーマが盛り込まれていますし、恋人とのスレ違い、ちょっと気になる新しい男の同僚なんて、恋愛小説的にもスタンダードな内容も盛り込まれていますが…。だからこそどっちつかずになってしまっているのでしょうかねぇ。まぁ、悪い作品ではないですが…。いい意味での開き直りが欲しいですかねぇ。2012/12/27

カピバラ

42
目標を持って働くって素晴らしいことだなと思わされる一冊。働く女性の背中を押してくれるビタミンみたいなお話。白雪堂のイメージは、資生堂…よりは、カネボウかな笑2016/06/09

kotetsupatapata

32
星★★★☆☆ 化粧品メーカーのマーケティング部に勤める新人女性のお仕事奮闘記。 200頁ほどの作品なので、帯に明記している新規プロジェクトの開発や企業買収の話しもかなり早い展開でストーリーは進み、正直来週には読んだ内容も忘れてしまいそうなあっさりしたストーリーでした。 それでも先輩社員の槙の言葉には頷ける点も多く、然したる疑問を持たずにただ日常の業務にあたっている我が身を恥じました😅2022/07/29

らじこ

24
これはいい。面白かった。うさぎパン、ネバーラに次いで三作目なんだけど、以前の二作よりも好きだなあ。内容的には王道のお仕事小説で、オマケ程度に恋愛模様が挟まる感じ。でもそこが逆にスッキリしていて後味がいい。社会人としての仕事風景からは学ぶものも共感するものも多いし、後半の犯人探しは瀧羽さんの作品にしては意外な展開だったので、先が読めず素直に楽しめた。まさか瀧羽さんの作品で犯人探しとは。キャラがよかっただけになんだかハラハラしてしまった。キャラの考え方に綺麗事がなく現実思考だったのも好感が持ててよかったな。2013/05/24

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