仲達

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  • サイズ B6判/ページ数 295p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784048739207
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

曹操の魏、孫権の呉、劉備の蜀が鼎立する「三国志」の時代。曹操が没すると、跡を継いだ曹丕は献帝に禅譲を迫り、ついに後漢は滅んだ。皇帝となった丕は、有能な側近、司馬仲達に絶大な信頼を寄せ、次の皇帝・叡も仲達を重用した。大将軍に昇進した仲達は、北伐を企てる諸葛亮の率いる蜀軍と、五丈原で対峙するが―。新たな視点から、「三国志」のダークヒーロー・司馬仲達に光をあてた、待望の書下ろし。

著者等紹介

塚本青史[ツカモトセイシ]
1949年岡山県倉敷市生まれ。同志社大学卒業後、印刷会社に勤務するかたわらイラストレーターとして活躍。96年、『霍去病』でデビュー。『白起』で注目を浴び、古代中国を舞台とする意欲作を次々に発表している。塚本邦雄創刊の歌誌「玲瓏」発行人も兼務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

魔魔男爵

5
世界征服を企む悪の軍事独裁国家蜀の麻薬王孔明に敢然と立ち向かった正義の美青年仲達の物語(ちょっと違うw)。蜀が北朝鮮のように国家事業として麻薬を栽培して悪い事してるのは一応描かれてます。描写が地味過ぎて熱烈お勧めではないが、悪の蜀に興味がある人は是非。反骨の魏延を麻薬漬けにして大人しくさせる描写を丹念に書いて欲しかったw2010/08/26

はせこー

4
司馬懿仲達にスポットをあてた作品。 曹一族と仲達の駆け引きが面白い! 三国志の基礎知識がないと読むのは難しい。2012/02/12

じょりぃ

3
仮病を使ってまで曹操の招聘に応じなかったというシバイ。「諸葛亮に一敗喰わされた」「曹操の創った魏を簒奪した」というイメージは果たして本当か。「結局シバイって何者だったの?」という疑問に、この本では「有能だけど結構普通の人」というひとつの答えを出している。一人の人間が天下統一の一歩手前までならした地盤を別の人間が丸ごと受け継ぐというパターンは、信長と家康の関係と共通していて面白い。2012/09/21

ハッピーハートの樹

3
たくさんの武将が出てきますが、それぞれの個性が全く感じられません。三国志はいろいろ読んで、登場する武将たちはみんな知っていたので、自分でいろいろ想像しながら読みました。本からイメージは湧きにくいです。三国志に詳しくない人にはちょっとお勧めはしないですね。孟獲の話とか、孫権の乱心のこととかは興味深い解釈だと思います。諸葛亮はジャイアントロボ―地球が静止する日―のイメージが強烈だったので、麻薬を駆使するマッドサイエンティスト的な描写には違和感ありません。設定は面白いので、同じ設定の熱い物語も読んでみたいです。2012/02/10

ロドヴィーコ

2
仲達の視点での話は初めて読みました。孔明が高い評価を受け、仲達は一歩及ばないというイメージがほとんどだと思いますが、この本を読んで考え方が変わりました。「よく戦うものの勝つや、知勇なく勇功なし」まさに仲達を表した言葉だと思います。私も仲達のごとくありたい。2013/05/10

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