マラリア

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  • サイズ B6判/ページ数 433p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784048738545
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

青い眼を持つ美貌の雲水・唯慧。彼が、永平寺に来てから二年になろうとしていた。唯慧は己の経歴を語ることはなかったが、躰に刻まれた痛ましい傷は隠すことができない。彼は三年前、ヨーロッパ各地で起きた連続射殺事件の容疑者だった。一流のスナイパーと畏れられた彼がなぜ、日本に来たのか。そして、禅の総本山の門を叩いたのか。背後にはヴァチカンを蝕む“罪深き悪疫”と奇跡の子を巡る“苛酷な運命”が見え隠れし…。横溝正史ミステリ大賞で大絶賛を浴びた気鋭の女性作家による魂の叙事詩。

著者等紹介

桂美人[カツラビジン]
福井県生まれ。専修大学卒。出版社勤務、塾講師などを経て、現在食品会社勤務。「ロスト・チャイルド」で第27回横溝正史ミステリ大賞を受賞してデビュー。スピーディな展開と骨太の構成、そして、個性あるキャラクター造形で注目を浴びる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ちゅう

5
なかなか、読み進まなかった。登場人物が多い上、外人名と日本名と、出家した名前と、キリスト教の名前と、一人で2つ3つ名前があったり、時代が変わったり、土地もいろいろで、途中から、誰が誰だかはっきりしないまま読んだ。きっとラストで、スッキリするはず…。しなかった。 すごい美形、それに似ている美形が、複数出てくる。最初にすごい美形の雲水が登場するあたり、やはり桂美人さん!と、思ったり。2022/01/22

はるこ

5
再読。つまらなくはないけれど、スケールの大きな世界観にあと一歩入り込めないまま流し読みしてしまった。登場人物が多くてついていけない所も。雰囲気は好きなんだけどなぁ。2014/02/18

ろみ

3
話の道具立ては結構面白いのだけれど、話の進み方がぺったりとしていて何となくまだるい。視点がグルグルめまぐるしく変わるのがかなり疲れたかも。面白くない訳ではないんだけど、みたいな感じがちょっと残ってしまった。2013/05/31

あるぱか3

3
あかんかった・・・ 五條瑛風の国際謀略小説風の味付けで、導入部とキャラクターまではいいとおもうのだが、いかんせんストーリーテリングがうまくない。 中盤があまりに冗長で、サスペンス要素も薄く、話に引き込まれる部分が少ない。最後まで驚きの展開もなかったかな。 作家さんの文章自体はうまいので残念です。2013/01/24

RIN

3
ラノベなのかな。アマゾンで酷評されているが、物語は結構面白かった。まだ2作目だし、文章や構成が手馴れてくれば・・・。篠田真由美氏や柴田よしき氏並みの文章巧者になればかなり人気が出るのでは?

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