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カドカワ銀のさじシリーズ
RDG レッドデータガール はじめてのお使い

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  • サイズ B6判/ページ数 304p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784048738491
  • NDC分類 K913
  • Cコード C0093

内容説明

山伏の修験場として世界遺産に認定される、玉倉神社に生まれ育った鈴原泉水子は、宮司を務める祖父と静かな二人暮らしを送っていたが、中学三年になった春、突然東京の高校進学を薦められる。しかも、父の友人で後見人の相楽雪政が、山伏として修業を積んできた自分の息子深行を、(下僕として)泉水子に一生付き添わせるという。しかし、それは泉水子も知らない、自分の生い立ちや家系に関わる大きな理由があったのだ。大人気作家荻原規子の書き下ろす新シリーズ。

著者等紹介

荻原規子[オギワラノリコ]
東京生まれ。早稲田大学教育学部国語国文学科卒。『空色勾玉』(福武書店/徳間書店)でデビュー。ファンタジー作家として活躍。2006年、『風神秘抄』(徳間書店)で、第53回産経児童出版文化賞・JR賞、第46回日本児童文学者協会賞、第55回小学館児童出版文化賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヒロ@いつも心に太陽を!

252
最近、天狗やら従属神やらが出てくる作品を読む機会があったのだが・・・この話もそうで驚いた!!そうですか。姫神ですか。やばいですね、面白いですよ。まだ謎をちらりと見せられただけで、続きが非常に気になる終わり方です。3巻までまとめ読み決定!それにしても図書館では毎回、隅から隅までじっくり本の背表紙を眺めないと気が済まない私はこの本の存在をだいぶ前から知っていたんです。でも読書メーターでこの本をよく見かけなければおそらく手にすることはなかった。いやもうホントにいい本に巡り会えたことにまたもや感謝!!2010/06/26

風眠

190
お正月って、おせち食べたりするくらいしかやることがないから、意外と時間がたくさんあって、読書をするのにはすごくいい。2015年の読書始めは、ずっと読みたかった『レッドデータガール』をシリーズで一気読み。神仏、精霊、修験道、山岳信仰など、目には見えない自然への畏怖と、内気な女の子・泉水子の成長がテーマとなっている。山伏として修行を積んできた同い年の男の子・深行が下僕として付き従うことになり、泉水子は自分の家系には「特別な何か」があると自覚する。姫神、三つ編み、熊野古道、神秘的で壮大な物語は始まったばかり。2015/01/01

くろり - しろくろりちよ

188
和風ファンタジー。山の中、玉倉神社で生まれ育った鈴原泉水子。運動も人付き合いも苦手で地味。下僕としてやって来た深行とも仲良くなれないまま。そんな折、いきなり両親から東京へ進学を勧められ…。修学旅行で行った東京で悪い空気を切り抜け、地元に帰ってからは土地の式神と戦い、泉水子と深行の二人の距離は縮まっていく。そして二人は、高校進学を機に東京へ。両親、憑依する女神、山伏という一族、多くの謎が残る。これからどう展開されていくのか。最初は歯がゆいが、これから強くなっていくだろう二人に期待。2012/11/26

173
面白い!神社の娘。うじうじする泉水子に、しゃんとせい!と言いたくなる序盤。一体どうしてこんな子が主人公なのかしらと思ってごめんなさい、姫神様。次々起こる不思議な現象、危険。それは彼女が、特別な血筋だという所から来ていた。泉水子と時を同じくするよう突然言い付けられた深行。同い年の二人も訳がわからないまま、置かれた現状を理解していく.... 。おさげに眼鏡の女神とやらに、私もすっかり魅せられてしまった。舞いはさぞかし、清らかに流れていたのだろう。まだ見ぬ力に、心は跳ね上がるばかり。どうなる、高校生活。2011/09/17

いいほんさがそ@蔵書の再整理中【0.00%完了】

157
主人公、泉水子は不思議な力が自分にあることに気付く。その日から、日常と非日常の境界線を体験する。 まず、古史古代・古神道を扱っている事が興味深い。ファンタジーに良くある西洋風の世界観ではなく、あえて古代史・伝説等を踏まえた本作は、今後どこまで深く日本の失った思想感を出せるか興味が尽きない。陰の気の塊である妖怪はでるのか?それは空亡(そらなき)まで掘り進むのか?ホツマ文字は扱うのか?かの柳田国男が生涯沈黙を通した「神樹と巫女と天皇」の話は出るのか?和の情緒満載の不思議な物語にご関心のある方にお勧めします。2012/01/17

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