ホルモー六景

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  • サイズ B6判/ページ数 291p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784048738149
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

2006年、読書界を震撼させた『鴨川ホルモー』が不思議度2倍、青春度5倍、胸キュン度10倍で帰ってきた!
鴨川で、御所で、あるいは河原町で、不可視の「オニ」を使役し、各大学の覇権をかけて争う、それが「ホルモー」だ! この奇妙な部活動に巻き込まれた少年少女が、戦い、困惑し、ときに逆ギレしそして頑張り、はたまた恋をする。 無類に楽しい青春ファンタジー!!

内容説明

このごろ都にはやるもの、恋文、凡ちゃん、二人静。四神見える学舎の、威信を賭けます若人ら、負けて雄叫びなるものかと、今日も京にて狂になり、励むは御存知、是れ「ホルモー」。負けたら御存知、其れ「ホルモー」。このごろ都にはやるもの。元カレ、合コン、古長持。祗園祭の宵山に、浴衣で駆けます若人ら、オニと戯れ空騒ぎ、友と戯れ阿呆踊り。四神見える王城の地に、今宵も干戈の響きあり。挑むは御存知、是れ「ホルモー」。負けたら御存知、其れ「ホルモー」。古今東西入り乱れ、神出鬼没の法螺試合、若者たちは恋謳い、魑魅魍魎は天翔る。京都の街に咲き誇る、百花繚乱恋模様。都大路に鳴り渡る、伝説復古の大号令。変幻自在の第二幕、その名も堂々「ホルモー六景」、ここに推参。

著者等紹介

万城目学[マキメマナブ]
1976年大阪府出身。京都大学法学部卒。2006年、『鴨川ホルモー』で第4回ボイルドエッグズ新人賞を受賞しデビュー。同書は「本の雑誌」エンターテインメント1位、「王様のブランチ」新人賞、本屋大賞6位など読書界の話題を席巻した。第2作『鹿男あをによし』は直木賞候補に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

とら

272
「鴨川ホルモー」のスピンオフだけれど、本編を振り返っているみたいで、自分の思い出の様に思えてきた。微笑ましいですね~^^主流の京都大学青竜会のことだけではなく、他のサークルの物語があったりその後の物語があったりと、色んな視点からのホルモーを見れますw結局あれなんですよね、どんなサークル、学校に入っても、楽しければ良いんです!自分が後悔してなければ、大人になっても思い出したり、その時の仲間と集まったりして笑い合うことが出来れば、そんなに良いことはないと思う。もっとホルモーの世界に浸かっていたいです。2012/04/03

kishikan

239
前作「鴨川ホルモー」とは異なり、個々の登場人物の物語。鴨川ホルモーを読んだ人には、なるほどそうだったのか、と思わせたりする場面もあるが、全体としてはいまいち~なぁ。とはいってもホルモー愛好者・研究者には必読かもしれない。それに、第六景「長持ちの恋」には感動、涙なしにはいられない。これだけでも購入した価値あり。この一作だけで評価は二つアーップ!2007/12/11

いいほんさがそ@蔵書の再整理中【0.00%完了】

217
図書館**恋愛ホルモー**千年の都、京都を席巻する謎の競技"ホルモー" それに関わる少年少女たちの、オモシロせつない恋模様を描いた奇想青春小説!恋愛度200%アップで帰参!まさか、アイツにまで春が来るとは!!(紹介文・他より)――素晴らしいラブコメ!個人的な恋愛観ですが、恋愛はゴールではなく恋愛の先にある人生が、以前のものより素晴らしくなるからこそ恋愛に価値があると思っています。彼ら彼女らのこれからは、ハチャメチャでありながらも、きっと素晴らしいものでしょう!短編にしておくのはもったいない出来栄えの良書!2013/06/01

れみ

177
鴨川ホルモーのスピンオフのお話が6つ。時系列が行ったり来たりするのを、ああこれはあの辺りのお話だなあと思ったり、他のお話と交錯してたりするのを発見するのが面白い。ラストの「長持の恋」は終盤切なくホロリとさせられた。あと個人的には去年の大河ドラマ「八重の桜」で同志社大学ができるまでを見ていたせいか「同志社大学黄竜陣」がすごく気になった。ここの大学で“Joe(ジョー)”といえばあの人しかいないよ~!サツマはさつま芋じゃないよ~!と留学生より日本史に疎い主人公・巴にヤキモキさせられる(^_^;)2014/01/21

藤枝梅安

172
「鴨川ホルモー」外伝。6つの短編から成る。ホルモーに関わってしまったさまざまな人物を描き、それぞれの人生がクロスする。「定子」と「彰子」という二人の女子大生や「檸檬」を執筆した時代の梶井基次郎が登場したり、新島譲とクラーク博士の書状が出てきたり、それを保管しているのは桂大五郎(小五郎じゃなくて)であったり、登場人物が「酒井、本多、榊原、井伊」など徳川譜代の家臣であったり、天正10年、本能寺の変で殺された信長の小姓と細川珠実という名の現代女性の不思議な文通など、歴史上の人物を連想させる名前が多数登場する。2010/11/03

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