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夜明けの街で

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  • サイズ B6判/ページ数 336p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784048737883
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

15年前に、幸福な家庭で起きた殺人事件。
まもなく時効を迎える。
僕はその容疑者と不倫の恋に堕ちた──。

渡部の働く会社に、派遣社員の仲西秋葉がやって来たのは、去年のお盆休み明けだった。僕の目には若く見えたが、彼女は31歳だった。その後、僕らの距離は急速に縮まり、ついに越えてはならない境界線を越えてしまう。しかし、秋葉の家庭は複雑な事情を抱えていた。両親は離婚し、母親は自殺。彼女の横浜の実家では、15年前、父の愛人が殺されるという事件まで起こっていた。殺人現場に倒れていた秋葉は真犯人の容疑をかけられながらも、沈黙を貫いてきた。犯罪者かもしれない女性と不倫の恋に堕ちた渡部の心境は揺れ動く。果たして秋葉は罪を犯したのか。まもなく、事件は時効を迎えようとしていた・・・。
緊迫のカウントダウン。衝撃のラストシーン。

内容説明

幸福な家庭で起きた殺人事件。まもなく時効を迎える。僕はその容疑者と不倫の恋に堕ちた―。

著者等紹介

東野圭吾[ヒガシノケイゴ]
1958年、大阪府生まれ。大阪府立大工学部卒業。エンジニアとして勤務しながら、85年『放課後』で第31回江戸川乱歩賞を受賞しデビュー。99年『秘密』で第52回日本推理作家協会賞、2006年『容疑者Xの献身』で第134回直木賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

にいにい

199
久しぶりの東野圭吾さんは、不倫で妻と相手の間を揺れ動く夫の感情にサスペンスを少々取込んだ不倫ラブストーリ的な話。渡部の不倫に対する考え方の変遷と妻や娘への思い、恋人への気遣いが狡さと保身で語られていく。しかし、秋葉や有美子の本音や認識は渡部の想像を越えていたという男にとって切なく怖い話。秋葉の父の不倫もばれていたし、付録の新谷の告白も意味深い。サスペンス部分は、早めに結果が予測出来たし、多分初動の検視でバレル筋書きだった。不倫の結末を導く飾りかな。最後の秋葉の真意と卵のサンタは、心に残った。楽しめた一冊。2014/01/13

kaizen@名古屋de朝活読書会

137
婚姻中に,婚姻外の男女関係にまつわる,多重構造な物語。 15年前の死亡事件の時効を前に、 関係者の間のかけひきが続く。 遺族、警察、現場の家の住人達。 誰が誰とどういう関係か、傍からは分からない。 東野圭吾らしい複雑な事件の構成に頭が下がる。2011/11/14

takaC

109
これは酷い…。「ダイイング・アイ」、「カッコウの卵」とこれで東野三大駄作という感じ。(「トリノ」と「最後のご挨拶」も入れて五大駄作でもいいけど)2010/05/08

藤枝梅安

92
「不倫する奴なんて馬鹿だと思っていた。」で始まる。主人公・渡部が「派遣」の若い女性と恋に落ち、「不倫」に陥るところまではごく普通の恋愛(?)小説。二人が深い仲になり、渡部が妻の目を盗んで秋葉と密会を重ね、次第に秋葉にのめりこんでいく過程があまりにステレオタイプ。その女性・仲西秋葉の過去が次第に明らかになってくる。3月31日で時効を迎える「殺人事件」。時効間近になり、死んだ女性の妹や担当刑事が渡部に接近し、手掛かりを聞き出そうとするあたりから、普通の小説ではなくなってくる。2010/09/25

Yobata

82
渡部の働く会社に派遣社員としてやって来た仲西秋葉。「不倫をする奴は馬鹿だ」と考えていた渡部だったが、秋葉に惹き込まれ、ついに越えてはならない境界線を越えてしまう。しかし秋葉は15年前、父の愛人が殺されるという事件の容疑をかけられていた。犯罪者かもしれない女性と不倫の恋に堕ちた渡部の心境は揺れ動く。果たして秋葉は罪を犯したのか…。不倫ミステリ。ミステリ要素はやや低め…というよりミステリの部分も不倫の男女の心境の機微に影響しているので不倫がほぼメイン。仲西秋葉の自宅では15年前に、父・達彦の秘書・本条麗子が→2008/03/01

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