内容説明
たったふたりの合唱部。しかも部活動は、謎解きばかり―!?部室ノートに名前を書き、忽然と姿を消してしまった正体不明の少女「中村雫」。そのころから晶嶺館高校で不可解な事件が次々と起きはじめ―。切なくほろ苦い青春ミステリ。
著者等紹介
村崎友[ムラサキユウ]
1973年、京都府生まれ。成城大学文芸学部卒業。2004年に『風の歌、星の口笛』で第24回横溝正史ミステリ大賞を受賞し、デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ダイ@2019.11.2~一時休止
98
青春ミステリー。短編集っぽいけど最後にまとめがあるから長編?。葉音の3年生はどうなったんだろう?って気になる。2015/04/04
雪紫
42
恋と謎に満ちた高校2年生が始まる。「修学旅行は終わらない」の舞台と聞いて読んでみたけど・・・主人公葉音こずえの名字と名前がごっちゃになってしまった(苦笑)。単独話読んでて違和感あったり、微妙なとこあったけど、全体繋げてみると・・・まあ、振り回されたり苦みはありましたね。2025/04/04
だんじろー
28
“昭和の高校生”を彷彿とさせる文体はなかなか好印象。部活や文化祭など、授業以外に奮闘していた高校時代を懐かしく思い出した。ミステリ部分については、まあこんなもんでしょ。人間関係も妙にリアルで、どこかの学校で実際にありそうな話だ。ただ、あまり内容には関係ないけれど、さすがに部員二人の部活って、公には認められないんじゃない? いわんや、一人部活をや。2015/06/13
coco夏ko10角
27
『修学旅行は終わらない』を読んでこちらにも興味を。晶嶺館高校、主人公は2年生の葉音こずえ、『修学旅行~…』のみんなは3年生に。青春ミステリならではのほろ苦さが。2015/12/08
ちくし
17
文庫本の題名『校庭には誰もいない』がクリスティーの小説と重なり、借りました。 少々?違ってました(笑)。単行本の題名が本文に沿っているのかな?ゆらゆらと動いて定まらない、晴れの日。高校生活の中の不思議な事件をクラブの先輩と紐解くお話。バレンタインとかキュ~ンもありましたヽ(^。^)ノ2015/09/23
-
- 和書
- 基礎機械材料学