情けは人の死を招く

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情けは人の死を招く

  • 射逆 裕二【著】
  • 価格 ¥1,540(本体¥1,400)
  • 角川書店(2006/05発売)
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  • サイズ B6判/ページ数 286p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784048736954
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

湯河原のリゾートマンションで起こった大学教授撲殺事件。斉藤和樹と皆井順子は偶然の再会からこの事件に巻き込まれてしまう。しかも、マンションはそれ自体が巨大密室の様相を呈していた。容疑はマンションの住人および関係者に向けられるが、決め手となる手がかりがみつからない。しかも第二の悲劇が発生、真相は混迷を極めることに…。そこに滞在していた最もあやしい女装マニア・狐久保朝志はこの二つの惨劇に不審な点を見出し、独自の調査を開始するのだが。構築された二つの密室。複雑な人間関係に隠された愛憎劇、巧妙に仕組まれた完全犯罪の真相は?巧みなトリックと大ドンデン返しで、読者を挑発する射逆ミステリワールド・女装探偵狐久保シリーズ第2弾。

著者等紹介

射逆裕二[イサカユウジ]
1965年東京都生まれ。『みんな誰かを殺したい』で第24回横溝正史ミステリ大賞優秀賞・テレビ東京賞をW受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

雪紫

32
恋人同士になった男女が男性いきつけの湯河原リゾートマンションへ。狐久保さんや舟木さんを始めとした顔馴染みと親睦を深める中殺人事件が起こる。ミステリ部分は丁寧だけど前よりは狐久保さんはおとなしめな感が。それでもキャラの関係や最後のサプライズに思わずニヤリ(崇拝者であると同時に冷静な裁定者とか)。作中に出て来たミステリ作家高梨あすみの小説が結構明らかになるけど、そっちの作品結構気になったのはわたし以外にもいると思う(個人的には「湖畔亭の殺人遊戯」と「殺意の消印」)。2020/07/07

はる

3
ヤメ検の狐久保シリーズ。この人の話は、基本気が優しいが優柔不断の男性がでてくるのね。 トリックには興味ないけど、人間模様が面白かった。2013/11/06

devil

2
良いですね、好みでした。2022/12/13

コマンドー者

2
横溝賞優秀賞受賞作家の射逆氏による女装探偵シリーズ2作目。前作は煽情的なタイトルと内容が全く一致してないという不発作だったが、今回はタイトルと内容は合っている。ただ、プロットとトリックが短編レベルなので、相変わらず余計な部分も多いため、ミステリーとしてはインパクトにやや欠ける仕上がり。トリックのアイデアとかはいいのだが、それをうまく活かせきれていない印象。最後には次回作の予告もあるのだが、あまり売れなくて角川から切られたのか、その後作品が出る気配は全くないぞ。2020/10/18

coco

2
タイトル借り。でも、3日後には輪郭があいまい。ミステリー風味。最後に、女のひとの種明かしが、おーってなる。2014/02/02

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