イレギュラー

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  • サイズ B6判/ページ数 333p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784048736909
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

村が水害にあい、グラウンドも使えず練習もままならないニナ高野球部。素質は全国レベル、態度ならメジャーレベルの剛速球投手コーキもその素質をくすぶらせ、ナンパやケンカ三昧の日々。そんなニナ高に、恰好の練習相手として目を付けたのは名門野球部K高だった。だが両校は合同練習初日に衝突する。自分の球に絶大な自身を持つコーキはK高野球部に勝負を挑むが…。『太陽がイッパイいっぱい』『厭世フレーバー』の三羽省吾が描く、ダメダメ野球部のむやみに熱い青春ストーリー登場。

著者等紹介

三羽省吾[ミツバショウゴ]
1968年岡山県生まれ。2002年『太陽がイッパイいっぱい』で第8回小説新潮長篇新人賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Nak34

19
和尚、ピーカンって・・・ぶふぉっとマックで噴いてしまった。いや~、良かった。内容も、文章の畳み込み方も。他のコメントで、書き言葉はなかなか伝わらないと書きましたが、何の事ないバンバン伝わってくるし。作家ってえらいなぁ。尊敬の念。数ある青春ものの中でも、上位ランクじゃないでしょうか。十分に楽しめました。ありがとう。2010/09/03

horihori【レビューがたまって追っつかない】

16
水害で村を逃れ町の廃校になった小学校で生活する蜷村の人たち。 グランドがなく練習も出来ない蜷高の野球部の面々はナンパに喧嘩にくすぶる毎日。 そんな蜷高にグランドを貸してくれると名乗り出た名門K高野球部。 そこには、K高監督の意外な思惑があった。 とても爽やかな読後感の高校野球小説。 ガチガチのスポーツ小説ではなく、高校生独特のノリや熱さがあって、引き込まれる。 2006年の夏の甲子園を思い出した。 読んでると蜷高が八重山商工のように思えてくる。 とても、熱くなった。 2008/10/06

ぽかちゅう48

12
過疎地の野球部と名門の合同練習やその中での人間関係(片想い含む)がよかった♪コミカル要素も入り、野球一辺倒ではないので野球好きじゃなくても楽しめるかも(^^)シリアスシーンから試合中のコミカルシーンのあまりの落差には戸惑いましたが、そこさえ気にならなければ楽しめると思います♪キャラでは誰よりも野球に詳しい突っ走りタイプの愛嬌マネージャー、琴子がお気に入り。…名門校のエース狭間君、頑張れっ!(笑)2018/10/06

朱音

7
小説よりも熱血漫画っぽい設定ではあるが、読ませてしまう面白さあり。メンバーが活き活きと描かれているところ、エリート高校(笑)との交流(情けない顔で投げる魔球がツボ)ドラマ化アニメ化なんかあればヒットしそう。…でも小説で読んでほしいな。2006/12/06

きりを

6
さいきん、多分一番お気に入りの作家さんだが、やはり上手い。水害で避難所生活を強いられる村民の事情や、村の高校球児たち。単に野球だけでも、災害だけでもない。泣かせるだけでも笑わせるだけでもない。幕の内弁当みたいに色んな要素をバランス良く詰め込んだ一冊。2010/04/22

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