内容説明
66歳の「私」と、私を「兄ちゃん」と呼ぶ妹のような姉。世界にはまるで私たちしかいないようだ。孤高の私小説、藤林靖晃の、最高の純文学。
著者等紹介
藤林靖晃[フジバヤシセイコウ]
1939年10月、東京生まれ。画家、文芸評論家、作家。早稲田大学卒業後、独学で絵画を描き始め、二科展に入選。1975年、「文学に於ける自己と所有」で「群像新人文学賞」受賞。その後書きためた作品群が第一回文学フリマで絶賛される。2003年より「新現実」「comic新現実」誌上で連作小説を発表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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