感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
おしゃべりメガネ
86
これまたやっぱり涙が出ちゃったなぁ、再読にもかかわらず。でも正直、話の内容や展開はほぼ忘れていてある意味新鮮なキモチで読めて、ちょっと得した気分です。今作の「ザ・ゾンビーズ」のミッションは女子高生「佳奈子」のボディガードと彼女の家庭教師の謎の死に迫ります。相変わらずリーダー格の「南方」の存在に本当に和まされます。彼が登場すると本当にホッとします。前作同様「パク」は相変わらず格闘担当でその存在感をしっかりとアピールしてます。前作は映像化されてますが、本作も実写で観たかったですね。最後に「山下」は偉大です。2025/01/14
nyaoko
73
ゾンビーズシリーズ3作目。タイトル通りに今回も猛スピードで読み切っちゃいました。ハチャメチャなんだけど、おバカなんだけど、時々グッと心を捕まえられる彼等の台詞に胸が熱くなる。アギーママの愛情深い言葉とハグ、その遺伝を間違いなく受け継いだアギーに意識持ってかれたい。そして今回も「山下は偉大。山下の引きは神。」2017/12/04
くろり - しろくろりちよ
54
<ゾンビーズ・シリーズ>第3段。平凡な女子高生が、家庭教師女子大生の自殺の真相を追い…。救世主は勿論、朴舜臣を始める男子高校生たち。お馴染スッと心の中に入って来る彼らは素晴らしい!ヒエラルキーの頂点に君臨していると信じている実行委員長へ、ワンツーを叩きこんだ時の爽快感!早く走れるように本当の仲間になれるように、早く回れるようになりたい高く飛べるように。自分の力で走り出して、本当の、対等の、仲間になるために。『疾走感。「わたしは今、スピードに焦がれている。」』金城一紀の書く「女の子」。それは、とても愛おしい2013/01/21
はせがわ きよし
53
読み終わるのがおしかった。おいてかないでくれ感を感じたわ…とりあえずゾンビーズ最高!!岡本さんよく頑張った!男女関係なく誰かのためにたたかう姿はうつくしい。事件後のパートがなんか切なかったなあ。卒業式の後の、楽しいんだけど寂しくてでもみんなそれぞれ自分の進路への期待でワクワクしてって感じ。こういう感じの後日譚、すごく好き。「女の子だからって、おとなしく待ってなくてもいいんだよ」 アギーママいいこと言うね。だからこそ岡本さんは自分がゾンビーズと同じところまで、同じように飛べるまでは会わないんだね。(米欄へ)2013/02/03
めろ
50
再読。ゾンビーズシリーズ3作目。お嬢様学校に通う高校生がゾンビーズと出逢い、新しい世界へと飛び込んでいく。この世に溢れる理不尽に抗おうとする彼らが眩しく、疾走感がとても気持ちいい一冊です。ゾンビーズ最高です。2013/06/04
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- 和書
- 1カ月のパリジェンヌ