浄土の帝

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  • サイズ B6判/ページ数 411p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784048736060
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

末法の世、平安時代末期。貴族たちの権力抗争は、皇位継承をめぐる骨肉の対立と結びつき、頂点に達しようとしていた。父・鳥羽院の崩御を機に噴きあがった戦乱は、容赦なく帝をも巻き込み、標的とされた兄・崇徳院は敗れ、配流となる。朝廷が、帝が、権力を失ってゆくなか、天子としてこの国に在るために、求められること、必要なこととは何か。理想の帝王像に苦悩する後白河帝は、ひとつの決断を下す…。

著者等紹介

安部龍太郎[アベリュウタロウ]
1955年福岡県生まれ。国立久留米高専卒業後、作家を志して上京。図書館勤務等の傍ら作品を発表し、小説家に。89年から1年間、「週刊新潮」に連載した「日本史血の年表」(90年、『血の日本史』と改題し刊行)で衝撃的なデビューを飾る
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ユウユウ

33
初読み作家さん。出だし面白そうで、借りて読んで見ましたが、さすがに人の名前と関係図がわかりかね、一旦挫折。気にはなったので、今度、系図と年表準備して再読したいです。2018/07/24

こぽぞう☆

12
うーん。なんだかなぁ。2016/09/08

まーぼう

4
今年の大河の舞台になっているので、読んでみたけれども、あまり面白くなった。後白河上皇(まだ今作では上皇なので)の何を書きたかったのか、イマイチよく分からなかった。もう少し人物描写が欲しかった。2012/04/20

藤枝梅安

4
「暗主」とも「大天狗」とも呼ばれた後白河法皇を再評価する内容の小説。この作家は前作「天馬、翔ける」で義経の生涯を書いた。史実を読み直す作業は丹念になされているが、再構築した物語の構成や人物の描き方にやや不満が残った。この作品にも同じ感想を持つ。保元・平治の乱を中心に描かれており、特に平治の乱については最近の研究成果を基に、この乱の真相を書こうとしているが、いかんせん登場人物の動きが平面的で精彩を欠いている。小説になりきっていないのだ。2009/11/17

うみ5

3
直木賞とった人だ~ってのと、大河ドラマの「平清盛」は、欠かさず観ました♪で、手にとってしまったけども・・・個人的には、ちょっとガッカリかな~ 後白河院の話ではあるけども、どうも、読んでいて、「庶民の心の王」になる動機やら過程がシックリこないんですよね・・・まあ、これは個人的な文章の好みの問題かもしれないのだけども。 後、何気に皇族が主人公なので文章が、丁寧になるのも、なんだかひっかかったりもしたなあ~ とはいえ、大河ドラマと異なる視点でのお話自体は、興味深かったです^^ 2013/02/01

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