厄介な連中―にぎやかな遺産

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  • サイズ B6判/ページ数 221p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784048735049
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

武蔵野の原野に立つ、廃屋のような洋館で、自殺癖を持つ美青年・宮城篤史が、鋭い美貌を持つミステリ作家・遠野遼一郎に、時にはサディスティックに弄ばれながらも一緒に暮らし始めてから、二度目の冬。遼一郎の息子・美雪との、微妙な三角関係に戸惑っていた篤史だったが、その美雪に出生に、遼一郎の叔父が関係していることを知ってしまい…。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

森本コスオ

7
これで終わり!?という感じに読み終わりました(T-T)BLミステリー。マイナーミステリー作家・遠野遼一郎に持ち込まれたホームレス殺人事件。それと並行して明かされつつある彼の息子・美雪の出生の秘密。この物語りでは昔の名曲がベースにあって、時代や色彩を加えてくれてとても胸にくるものがあります。そしてもう居ない過去の人物たちの想いも感じることができて深みもあります。 でも、事件は解決されてもサブの謎がそれで終わりでいいんかぃって感じで、すごくむずむずしました。まぁ別の作品で解決はしてるけどっ、このお話ではそこま2011/09/21

まる。

2
ルビー文庫時代から読み続けている作品。偶然図書館でハードカバーの続編を見つけて拝読(前2作品も読了)。作品内部に漂う雰囲気、空気感がたまらなく好きです。2010/09/12

noriko

1
キンドルの同人誌版で続きの短編が3話出ていたのを読了。 1-2話目にホーリーアップルのドイルが出ていたので未読の方はぜひ。最新は2016年に発表だったので、またいつか続きが出るといいなあ。気長に待つことにします。 すっかり忘れていることが多いので、伏線とか拾いながら1巻から再読中。遼一郎・篤史・美雪の妙な三角関係(?)がコミカルなのか切ないのか微妙なラインでいいなあ。2019/09/03

やっりん10

0
ようやく明らかになってきた、遼一郎と和泉家のつながり。ああ、なんか伯父さんの話も相当切なそうだなぁ…。見え隠れするハリーの影に動揺する篤史ですが、二人の関係も、ハリーが再登場するのかも気になります。ちなみに、「イレギュラー」当時は篤史びいきゆえあまりハリーに思い入れがなかったのですが、「ホーリー・アップル」を読んで以来大好きになったキャラクターですw2013/01/14

扉のこちら側

0
初読。2004年頃。2010/01/28

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