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マンゴー・レイン

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  • サイズ B6判/ページ数 446p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784048734172
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

タイ生まれの日本人・十河将人。彼はバンコクで偶然再会した幼馴染から、法外な報酬で中国人の女をシンガポールに連れ出す仕事の依頼を受けた。おそらく女は売春婦。何とかして最悪の生活から逃げ出したいのだろう。将人にとっては簡単でおいしい仕事の筈だった。しかし、その女と接触してから何者かに狙われる羽目になる。しかも敵は複数。どうやら彼女が持っている仏像に秘密が隠されているらしい…。―張り巡らされた無数の罠、交錯する絆と裏切り、揺れ動く愛と憎。神の都で出会った男と女の行き着く果ては!?人間の根元的欲望を描き切ったアジアン・ノワールの最高峰。

著者等紹介

馳星周[ハセセイシュウ]
1965年北海道生まれ。横浜市立大学卒業。出版社勤務を経てフリーライターに。96年『不夜城』で小説家としてデビュー。翌年同作品で第18回吉川英治文学新人賞を、98年『鎮魂歌―不夜城2―』で第51回日本推理作家協会賞を、99年『漂流街』で第1回大薮春彦賞を受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

りちゃ

12
舞台はバンコク。初めから、ラストは想像がつく。主人公が何だかな…。ろくでもない、同情の余地なし。みんなでもって「あれ」「あれ」って不自然すぎ、怪しいでしょう。主人公に、一本筋の通ったところがあったらよかったんだけど…。2017/12/02

アルクシ・ガイ

5
人間は信頼できない。女はとくに信用してはならない。この作家の作品の共通テーマです。バンコクに行くのが怖くなった。2015/09/18

Ken Ueno

4
重くもあり五感をフルに刺激されました。行ったことのない国なのにあたかも知っている町のような不思議な感覚。充実した読書タイムでした。2014/01/17

うい子

4
バンコクが舞台の裏社会物。こういうジャンルの小説で重要なのは、やっぱりスピード感なんだろうぁと改めて実感した。何でもかんでもすぐに頭が熱くなってしまう主人公の性質が"ヂャイ・ローン"という言葉で何度も表現されているのが目につくが、その疾風のような流れに対し、それに関係する過去の描写が薄かったせいか、途中で主人公のことがよく分からなくなってしまった。しかしやっぱり、次から次へと様相を変える人々の動きに夢中になってしまった。友達作りは計画的にしなくちゃね。2010/10/12

カワセミ440

3
馳星周さんの20年前の作品で、当時読んでたんだけどすっかり忘れてたので再読してみた。今じゃこんな『馳星周ノワール』な世界は、スピード感は堪能できないな、面白かった。タイのバンコクで日系2世の主人公マサと中国人の元娼婦メイが旧日本軍の財宝の秘密を握って悪の組織と追いかけっこ!騙しだまされ、裏切り裏切られ・・メイの強かさが良いね。久しぶりに馳星周さんの初期作品読んだけど面白かった、やっぱりこういうのも読んでみたい。『少年と犬』路線も良いけどね。2022/02/24

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