出版社内容情報
犬に飼われている人間がのぞきみる、摩訶不思議な世界とは･･････!? 木根尚登の詩情あふれる、待望の書き下ろしアコースティックファンタジー。
内容説明
僕は人間。名前はコマ。ミニチュアダックスフンド一家に飼われてる。たからものはギターと、ご主犬ララにもらったペンダント。悲しいとき、つらいとき、いつも僕を励ましてくれるもの。どうか君にも、僕の歌が届きますように…。犬に飼われている人間がのぞきみる世界！？木根尚登の詩情あふれる、待望のアコースティックファンタジー。
著者等紹介
木根尚登［キネナオト］
１９５７年９月２６日、東京生まれ。’８３年、小室哲哉、宇都宮隆とＴＭＮＥＴＷＯＲＫを結成。ミュージシャン、プロデューサーとして活躍するかたわら、作家としても旺盛な活動を続けている
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
7a
1
表紙のイラストとパラパラ読みから、子犬の冒険譚かと借りたら違った。遠い未来、人間がペットとして犬猫に飼われている世界のお話。どうも食糧難対策で人の体を小さくしてから、犬猫と人間の立場が逆転してしまったという背景のよう。かといってSFではないし頭の中では主人公コマはどうしても子犬として再生されるし、変わった文体だ、と思ったら作者はTMNの人だったのか。2011/09/01
ハナコ
0
かわいいイラストの本だな、と手にとって見ましたらお話が深くてびっくり！人とペットの関係が逆転した世界でのストーリーで、信頼関係や仲間を思うこころだったり現状を変えようとする信念があったり…。切ないですが、私はときどき読み返してしまいます。
もぱ
0
子どもの頃読んだときとても印象的だったので、読み返してみました。 犬猫と人間の立場が逆になった世界のお話。ほぼずっと辛くて悲しい。 主人公のコマは、最初はひとつの目的に向かい旅をするけど、その中でたくさんの人間と出会って別れて、喜んで悩んで苦しんで、成長する。絶望的な状況でも諦めずに希望を繋いでいく人間達の姿がカッコよかったです。 色んな人の感想が読みたいのに、どのサイトもコメントが少なくて寂しい、、2023/05/26
