出版社内容情報
選挙の勝利を請け負う選挙参謀。演説会場の演出から立候補者のスタイリング、そして金のバラ巻き方まで、詳細に指示を出す。勝つためだったら何でもありという公職選挙の実体をリアルに描くエンタテインメント小説。
内容説明
選挙参謀を生業とする遊馬大介。選挙の勝利を請け負い、演説会の演出から、立候補者のスタイリング、そして金のばらまき方まで、細部にわたり選挙戦を仕切る。この世界では名の売れた大介に、生まれ故郷・海南市の市長から市長選参謀のオファーが入った。状況は再選を目指す現職市長に対し、若手の気鋭革新候補が挑むかたちで、現職市長側が圧倒的に不利。プロとして何が何でも現職市長を勝たせなければならない大介が、戦況を逆転させるために使う方法は―。
著者等紹介
関口哲平[セキグチテッペイ]
1949年7月生まれ。栄光学園高校、早稲田大学政経学部卒業。出光興産退社後、代議士私設秘書となる。寿司店、居酒屋、クッキー店などを経営した後、アントニオ猪木、野末陳平、大前研一、舛添要一等の選挙プロデューサーを歴任。97年からはテレビ構成作家として「街の灯り」「地球に好奇心」「モハメド・アリの真実を追う」「青木功・緒方拳、大地に闊歩」などを企画構成
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感想・レビュー
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はむズ
2
久々に読んだけど、おもしろかった~。 著者はアントニオ猪木氏や竹中平蔵氏など数多くの選挙を支えた関口哲平氏。 実体験を交えた選挙小説。 地べたを這う選挙活動が中心だった時代にいち早く空中戦を取り入れた選挙参謀だと思います。 きれいごとだけでは勝てない選挙。 国政選挙から町会・村会議員選挙に至るまで、数多くの陣営は勝利に向かって戦っているんでしょうね。 おススメの一冊です。2016/05/17
makishima
2
作者の実体験を基に書かれていると思われる小説。選挙参謀の役割、選挙の実体、選挙の戦い方が詳しくでてきた。選挙を戦う側からみたら、ここまで黒くみえるのか!2015/06/20
FumiSUN
0
☆5 2003年登録2006/11/01
コニタン
0
選挙は政策でなく、イメージが大きく勝敗に左右されると感じました2009/07/28
juntaku
0
選挙をめぐる魑魅魍魎の動きや仕組みの解説は勉強になるが、筋書きはあまりに単純。2009/06/23