内容説明
異常なまでに発展した文明とテクノロジーの中で、人間は500万年前と変わらないひ弱な心のままで生きている。しかし、もう、無理だ。人類が選ぶ最後の手段がここにある。ヴェトナム難民船より救出された妊婦から生まれた二卵性双生児(DZ)の兄妹が背負う宿命を、ハリウッド映画のような壮大なストーリーで描き上げたヒューマン・ミステリ。2000年度横溝正史賞正賞受賞作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぴぴ
1
遺伝子の難しい話は??だったけど、面白かった。2012/05/26
kinoko_kinako
1
3.0点2009/12/23
ミルフィーユ
1
遺伝子に興味をお持ちの方なら楽しめるのかな?いくつもの話が同時進行していくわりには、惹きつけるエピソードがなく、最後の方はどうでもよくなってしまった。2010/01/08
高島津諦
1
第20回横溝賞。DZとは二卵性双生児のこと。うーん。まあまあ。帯文からやや遠未来のSFかと思ってかなり期待したんですが、時代設定は現代でした。東大哲学科を中退し京大医学部を卒業して精神科医に、という著者の経歴を反映したような、遺伝子・バイオ系の専門知識や用語という道具を使いまくった作品。特に何が悪いって訳じゃないんですが、輝きにかける。バイオ系が苦手、という私の好みのせいもあって、感銘を受けませんでした。沙耶に萌えかけたくらいか。2007/07/28
田宮 ゆう
0
遺伝子の話とかで結構難しいとこがある。 私も読むとき結構悩んだ!2004/09/24