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内容説明
15年前の海難事故を調査する「捜査二係」の柴田と真山。何もかもが消えてしまう「厄神島」に向かう二人だったが、そこで彼らを待ち受けていたのは不思議で、哀しい事件だった―。警視庁捜査一課二係―最後の事件。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Bugsy Malone
59
「ケイゾク/映画 Beautiful Dreamer」のノベライズ。映画では遂にはっきりとは分からなかった朝倉という存在、小説ではもっと踏み込んでいるのかと期待していたものの、そこは映画通り。だからといって、これまた映画同様面白くない訳では無く、終盤での段落を細かく分けた視覚を意識したような表現には、黄泉と現実が交錯した曖昧な世界の心地よい響きを感じてしまう。うん、そしてまた、これはシリーズを通して真山と柴田のラブストーリーでも有るのだな、とも思ってもしまうのです。そして...曖昧さは「SPEC」へ...2022/08/03
吉田あや
11
赤い月の灯りに照らされた墓標たち。この世は美しき夢なのか、悪夢なのか。白々とした眠り、闇の中の覚醒。老婆の予言と15年前の第七神竜丸遭難事故で生き残った人たちに届く招待状。色々なものがどんどん消えていく不思議な島。愛と憎しみは紙一重。愛するがゆえに生まれた異物としての「憎しみ」。迷いも雑念もなく透き通るような純粋な殺意。混濁する意識と想い。絡まった複雑な糸のほどける夢の終わりは、切ないけれど美しかった。2013/10/11
moon
8
読みやすい作品だが「ケイゾク/小説 完全版」の続編として存在するため、単品としてはなく、続けて読まれることをオススメします。終盤に向けて、亡き者との対話場面が次々とフラッシュ・バックする。個人的には、もう少し「濃さ」が欲しいところ。次は「SPEC~零~」へ。続けて読める喜びと柴田純と当麻の関わりがどの様に描かれるのか楽しみ。2012/11/03
くらげ@
6
(☆☆☆)ケイゾク-シーズン壱-完全版を読んでから読んだのですが、間の話あるのでしょうか?何が二人にあったのか気になります。そして話のテンションが、シーズン壱とは違ってやや戸惑いました。そして最後は幻想的な展開で、余計に??が乱発。朝倉って何もの?2015/08/20
瀬音村
2
なんか重要な説明がかなり省略されてるような気がする。ドラマの小説と今作の2冊を読んだのだけれど朝倉もよくわからないし真山もよくわからない。たぶんドラマを全部観て、映画も観終わった人向けの小説。2022/02/14