内容説明
開かれた『扉』の向こうで、人類がみたものは!?少年のまわりで次々と起こる不可思議な現象。誰もが彼を求め、惹かれ、癒され、そして光をみいだしていく。アナンは「進化した人類」なのか!?ホラー映像の旗手が描く新境地!会心の書き下ろし1400枚大巨編作品!!世紀末スピリチュアル・ファンタジー、ここに誕生。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
昼夜
51
本に出逢うって感覚は初めてだな。アナンの個展に行きたい。自分の乱れた頭をチューニングしたいししてもらいたい人がたくさんいすぎて困る。理性では無茶な設定とかあり得ないとか頭がおかしいってきっと自分が聞いたら思うのにね、なんか不思議にそういうものと受けとめられた。アナンが言うなら、感じるならきっとそうなんだねって。文字だけでこうだから実際に触れたらヤバいよ。実写化して欲しくないなぁ、モザイク見てみたいけど絶対イメージが合うことはないって思うから。2011/02/08
ゆきち
40
読みながら何度涙を流したでしょうか。涙を流しながら私の心も浄化されていくようでした。読み終わった今も頭がぼわーんとしています。本を読むと前頭前野が刺激され活発になるそうです。アナンの作るモザイクアートを想像して今、まさにその状態です。いい小説を読みました。2015/06/27
あっちゃん
28
下巻になり、タイトル通りアナンが主人公に(笑)波瀾万丈だけど、良い方に転がる所が気持ち良い!かなり精神論みたいになったけど、なんとなく掴めたからオッケー!優しい、不思議なお話でした!2015/05/22
藤月はな(灯れ松明の火)
28
泣きながらも存在していることの意味やそこにある大切な何かを受け取りました。アナンの創ったモザイク画の色彩、卵の肌触り、そこから響く音がばっと広がった時の思いは忘れられないでしょう。この本の感想を書いてくださった読友さんと読書メーターに「ありがとう」の言葉を捧げます。2012/02/21
ペトロトキシン
18
やはり芸術方面に目覚めたのですね。2017/12/04