出版社内容情報
頻発する異常自殺事件。それは人類への仮借なき懲罰なのか。死への予兆と快楽への誘惑。ホスピス医・北条早苗の真相追求の果てには何があるのか?現代社会の病根を抉りだす前人未到の超絶エンターテインメント。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
takaC
131
最後の早苗の決断が「出頭」で良いのかどうかしばらく考えたが結論出ず。単純に警察に出向くという意味で「出頭」ということかな。2016/05/03
銀河
43
恐ろしい話だった。最初は薄気味悪い程度で、主人公の恋人高梨は、なぜこんなに変わってしまったの?と気になって読んでいたのだが、後半から本格的に大変なことに。「地球の子供たち」の主催者にも驚いてしまったし、そこからの地獄絵図。怖かった〜。でもあの歌には悲しくなった。命の大切さ、本当はどこからでもやり直しができることを思い出した感じ。主人公が自分の力で危機を回避したのがよかった。ラストもよかった。ただ、貴志作品は、男性が主人公の方が私は好みかな、と思った。2011/09/06
koguma
37
前回は文庫で、今回は単行本で読了。十数年振りの再読なので、内容はほぼ忘れていた( 笑)専門的な知識や用語が多々あって、少し読み辛い部分もあったけど、実際に起こり得そうな予感がして背筋がゾクゾクする。線虫の描写が延々と登場するので、耐性のない人には読むのきついかも。私としては、こんなに話をこ難しくしないでもらえた方が,もっと怖さを堪能できたような気がします。2015/10/23
イノ
36
ホラーのジャンルから探して見つけた。最初にあとがき見ても秘密にされてて読み出したけど、好きな方向性でした。 怖さもあるけど、さまざまな知識と薀蓄もあって面白い。 最後はグロイしこの状況になったら間違いなく最後と同じ死に方になるなと思うとゾクゾクしてた。 メリットも一応あって良かった。2016/08/15
らー
31
夏なので、この手の本もありかなと思ったのですが…。そもそも虫系が苦手な自分がチャレンジするのは無理でした…(>_<)2018/07/31
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