内容説明
必要とされなくたって、死ぬわけにもいかないし。そんな男や女の、心ざわめく短篇小説集。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アコ
10
7篇収録。内館さんにとって初めての短篇集とのこと。95年『野性時代』連載のもの+書きおろしなので、どうしても古さは感じる。しかし各シーンにおける細やかな描写力が上手く、さすが人気脚本家だなぁと改めて。表題作が秀逸。高齢化社会のいま、このような思いを抱いているひとが日本中にいるんだろうと考えるといたたまれない気持ちに。せめて家庭は充実させたいものだね。エッセイがおもしろかったので今回手にしてみたけども小説もまた読んでみたい作家さん。2016/01/10
藏
6
「幸せな人」これが1番でした。 こう云う、女性の生きる覚悟ってものを 突き付けられると、男はダメだなぁ~って思う やっぱり精神的には一枚上手ですね。2016/04/07
青豆
4
長い月日の裏側に潜んでいたものを描いた短編集。内館さんの脚本のドラマの様に泥沼ではないが人の悪意や歪みを簡潔な文章で巧みに描き出しているのは流石。2014/03/07
Hiroki Nishizumi
3
小説家っていうのは上手く話しを作るものだな2024/10/06
Metis
2
図書館本。時代背景は古く、今の思想にはあってないのかもしれないけれど、そういう世代は見聞きして知っている感じなので、それはそれで楽しめた。2024/02/15
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