内容説明
夢を見ていた。長い夢。ダイヤモンド・リングの夢だ。それは、直径5キロメートルのリング形の建造物であり、そしてひとつの巨大な生物であった。ネクストライフ・コーポレーションが創ろうとした新しい都市。いや、あれこそが、ネクストライフ・コーポレーションそのものだったのかもしれない―。切なくて哀しい近未来小説。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぜんこう
20
「ぼく」「君」「機一郎(キイちゃん)」誰が誰だかわからなくなるし、現実なのか仮想なのか夢なのか・・・僕の脳味噌もクラゲになりそう。 いつか再読したらわかるようになるんかなぁ2019/03/06
桜絵
1
北野さんの初期作品ながら、北野ワールド全開である。 ダイヤモンドリングと呼ばれる巨大な人工都市が崩壊した。そこから逃げ出した陸クラゲと風船エイが地上に侵食する世界。仕事を辞めた僕の元にやってきたそれらと一人の女性。ダイヤモンドリングは都市でありながら生物でもあるというが……。 クラゲと遊園地と現実と虚構。すべてが渾然一体となり何がなにやらである。どこか切ないSFだった。2023/01/10
R
1
電子書籍化されて読んでみた。時間がなく急いで読んでしまったのでまた読み返したい。やはり電子書籍にまだ慣れていないので目が疲れる気がする。あとがきに書かれているかめの話、これカメリだ!とにんまり。2017/04/13
warimachi
1
思うところがあり再読。2012/12/16
ymd
1
多分大学生のとき2010/06/30