花はらはら人ちりぢり―私の古典摘み草

  • ポイントキャンペーン

花はらはら人ちりぢり―私の古典摘み草

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 237p/高さ 23cm
  • 商品コード 9784048727341
  • NDC分類 910.2
  • Cコード C0093

内容説明

掌中の珠の如き愛する古典を、身近な文学作品としてとらえ、魅力のすべてを明かす。長谷川青澄画伯の清麗な挿画多数が入った、絢爛の古典案内。

目次

虚無のつぶやき―一葉『十三夜』
むかしの歌声
しがねえ恋の情けが仇―歌舞伎台本『与話情浮名横櫛』
夢みる花々の物語―吉屋信子『花物語』
夫婦は寄り合い過ぎ―西鶴『万の文反古』
美の金粉―西条八十詩集
小宰相入水―『平家物語』
よその女房―『武玉川』
お江戸の桃太郎―黄表紙の世界
おかしみにゆらぐ玉の緒―江戸狂歌
牡丹を焚く―吉川英治『宮本武蔵』
揺れる牡丹燈籠―『伽婢子』
可憐な心ばせ人―『源氏物語』花散里
金襴緞子の帯しめながら―蕗谷虹児の叙情詩
美しき女友だち―『紫式部日記』
卯の花ぐるま―清少納言『枕草子』
白露も夢もこの世もまぼろしも―『和泉式部日記』
犬女房―怪談集『宿直草』
春やむかしの―堤千代『伊勢のいえ』
更級少女も早や老いぬ―『更級日記』
枇杷の古葉に木芽もえたつ―芭蕉の連句

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

優希

72
古典と現代を結ぶ美しい1冊でした。はらはらと舞うように描かれた様々な古典作品に思いを馳せていると、古に時間が流れていくような感覚に陥ります。花の如く摘まれた古典の数々に触れられるのが楽しいですね。所々の絵も綺麗でした。2018/05/21

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/1351866
  • ご注意事項