内容説明
作家が死んだ。当初、自殺かと思われたが、妻に嫌疑が掛けられ、取調べにたいして妻は殺人をあっさり自白する。が、第2回公判で、規世子は突如、自白内容を否定するのである。検事・間瀬惇子はこの死体も物証もない事件を担当することになるが―。複雑な女性心理の深層をみずみずしい文章で綴る法廷サスペンス。第12回横溝正史賞受賞作。
作家が死んだ。当初、自殺かと思われたが、妻に嫌疑が掛けられ、取調べにたいして妻は殺人をあっさり自白する。が、第2回公判で、規世子は突如、自白内容を否定するのである。検事・間瀬惇子はこの死体も物証もない事件を担当することになるが―。複雑な女性心理の深層をみずみずしい文章で綴る法廷サスペンス。第12回横溝正史賞受賞作。