内容説明
マリアンヌへの優二の愛は深まっていった。だが、殺人事件によって、彼女の秘められた過去が浮かび上がる。そして、殺されたマネージャーも彼女の過去に深くかかわっていた。ショックで寝こんだ彼女を見舞い、一緒に食事をしたレストランで、彼女とそっくりなダンサーを見つける。優二の心のなかに湧きあがる恐ろしい予感―。イギリスを徹底取材して描いた渾身の力作、愛のミステリー。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
eipero25
4
具体的な感想は全てネタバレになってしまう。 何度も文中に引用されるように、ワーズワースとブロンテ姉妹へのオマージュ作品なのでしょう。 トリックはそんなあほな、ですが、英国の雰囲気が伝わる力作でしょう。 ただ主人公の商社マンがなりふり構わず一目ぼれの人妻にのめりこむので、胸糞悪くて、作品の魅力は下がりました。 商社マンは全てを失うべきでした。2021/10/20
hit4papa
4
英国の陶磁器メーカを舞台としたミステリです。あらすじを語ってしまうと、そんか馬鹿な話しがとなってしまいますが、読んでいると不思議と納得してしまいます。真相はこうだろうと予測はつくので、興味の中心は、やはりこの納得性をどう与えてくれるかです。前半は、英国の風物やら、陶磁器業界の話やらで、モタモタした感じ。しかし、後半は決着つけ方が知りたくて、いっき読みになってしまいます。英国という舞台装置そのものが、そういうこともあるだろう という気にさせてしまうのでしょうか。「嵐が丘」を彷彿させてくれるのがステキです。




