内容説明
ポエム界に驚異の大型新人現わる!闘魂詩人衝撃デビュー。
目次
泣いてみた
馬鹿になれ
サンタモニカの朝に
俺のガキ
歩け!
蜃気楼
カストロの葉巻
パラオの海は竜宮城
太古の旅人
遊牧民の歌声が聞こえる〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かおりんご
19
詩集。あの、アントニオ猪木が書いたとは思えないくらい、グッと心に来るものがあった。たぶん、根が素直な子どもみたいな人だからこんな言葉を紡ぎ出せるのではないかな。手元において、見返したい。2018/08/18
ごーちゃん
9
猪木ほどのロマンチストであればこその詩がこれでもかと収められた詩集。「太古の旅人」はロマンティックな詩。「眠れぬ夜」「師匠」は亡き師、力道山への思いを綴った詩。「生き地獄」は世界の理不尽への怒りをぶつけた詩。ブラジルへ移民した時の想いを、プロレスや闘いに対しての想いをしたためた詩からは勇気と元気をいただける。我々は人々から忘れ去られる前にアントニオ猪木という男を語り継がなければいけない。詩を新規収録した文庫版も購入したのでそちらも楽しみ。2024/05/05
Y2K☮
6
再読。全て音読してみた。昔は猪木さんの「迷わず行けよ、行けばわかるさ」や「馬鹿になれ」や「元気があれば何でもできる」などに踊らされている、良くも悪くも若い自分がいた。猪木さんの本当のメッセージは言葉の意味ではない。言葉そのものは闘魂ビンタや「1、2、3、ダー!」と同じ観客向けのパフォーマンス。その内部に孕んだ、時に朗らかで時に暗い、太陽の様な規格外のエネルギーを感じ取るべし。或いは詩の中にも散りばめられたさりげない気遣いや弱い者への優しい目線、旺盛な冒険心など。やはり詩は音読だ。声に出す事で一つになれる。2014/10/12
明
3
なにかひとつの道を極めた人ってやっぱり他の何かをやらせても光っていて、「泣いてみた」「馬鹿になれ」「サンタモニカの朝に」「それでもいい」平易だけれど、実にポエジーで心を掴まれた。成し遂げた人って、ロマンチストなんだろうな2022/11/25
Tomomi Nakamura
3
最初はポエムになってるけど・・・だんだん日記になっちゃってるのが笑えるwww いや、正に時にはバカになった方がいい場合があるという持論を肯定してくれた作品(笑)