メディアワークス文庫 合コンに行ったらとんでもないことが起こりました

鷲宮 だいじん【著】

アスキー・メディアワークス（2011/10発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 333p／高さ 16cm
• 商品コード 9784048709934
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

内容説明

２２歳童貞だったぼくは、あの合コンで彼女と出会った。ぼくの理想を体現した可愛い女性、“汐野希”。ぼくたちは合コンを抜け出して、二人きりで飲みに行った。流されるままに、ぼくは初めてのキスを奪われた。だが、やがて判明する。汐野希という女性は合コンに来ていない。ぼくがキスした彼女は、“汐野希”になりすました誰かだった。―そして、ぼくの日常は“汐野希”に浸食されていく。味方は誰もいなかった。得体の知れない存在に、ぼくはすべてを奪われる。乾杯の向こうには、狂気だけが待ち受けていた。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[えにくす]

★★★☆☆【悪女シリーズ第二弾】俺は優介。今日は合コンだ〜。彼女いない歴＝年齢から、卒業するぞ♪そこで出会った美女が汐野希。そして夢のような一夜へ。ラノベ調の前半から、後半は一気にミステリーの展開。希はストーカーと化し、しかも実在の人物では無かった！彼女に職員章と個人情報カードを盗られて、絶対絶命のピンチ。ツッコミ処は有るが、読み易くて面白かった。希の正体は驚いたが、更にドンデン返しが待つ。狂気に囚われた優介が、可哀想だった。教訓＝女性を褒める時は気をつけよう。さてレビュー書き終わったから、合コン行くか♪

2020/10/31

[キンモクセイ]

高学歴で田舎育ちの桜田くん。職場先輩の亜矢さんは可愛らしいけど、キツい性格。でもいつも面倒を見てくれる。同期の柏木さんはクールビューティーでちょっと気になる存在。友人からの合コンの誘いで、あんな出会いが待っているとは思ってもみなかった。浮かれて有頂天になっていた。『汐野希』確かにメンツに入っていたけど、知り合いが欠席になっても合コンに来るか？そんな事にも疑わなかった。お願い、誰か助けて。ほんとごめんなさい。あなたは誰？何処で見張られているのだろう？好意が脅威に変わる時人はとんでもない行動を取るのかも。

2020/11/07

[マコポン]

ラブコメかと思って購入したが、こんな結末とは・・・。でも結末に少し無理があるかな。

2015/06/22

[さばかん]

面白かった！ホラーだった！怖かった！ミステリアスだった！女性が怖いです。でも少し可愛いって思っちゃいます。でも怖いです。ドキドキハラハラしながら読み進めました。はぁ～……面白かった……怖かった……。ホラーミステリーというよりはミステリアスホラーと言った感じですかね……。

2012/08/03

[Yobata]

首都庁の高田馬場事務所勤務の桜田優介22歳童貞は友人主催の合コンに呼ばれ、遅れて来た女性・汐野希に運命を感じる。彼女と抜け出し二人っきりで二次会をする中、彼女からファーストキスを奪われる。幸せの絶頂にいると確信した桜田だがその日から彼女の狂気が始まる。さらに汐野希という人物がいないことも知り…。序盤は例え,比喩表現が多くて文章が増長気味で入りにくいなぁと思ったが合コンが始まってからは急加速。しかも狂気の方にw表題の“とんでもないこと”は確かにそうだけど、そんな柔らかい表現ではない話だったねw草食系男子が→

2014/08/13