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内容説明
“徒”の理想郷『無何有鏡』創造を巡り、“祭礼の蛇”の代行体・坂井悠二と、フレイムヘイズ『炎髪灼眼の討ち手』シャナが、刃を交えていた。その渦中、琥珀色の風が吹いた。吉田一美が、宝具『ヒラルダ』へ願った想いを受け、“彩飄”フィレスが戦場に現れる。一大決戦の舞台となった御崎市は、この転機と共に、激動を経て終幕へと向かう。フィレスを呼んだ吉田。生け贄のヘカテー、ほくそ笑むベルペオル、『真宰社』を支えるシュドナイ。襲来する“徒”を屠るカムシン、上空に舞うヴィルヘルミナ、そこへ向かうマージョリー。そして、対峙するシャナと悠二。人間、“徒”、フレイムヘイズ。彼らが向かう先が、今ここで決まる。すべては、悠二とシャナの決着の行方にゆだねられていた―。最終巻、ついに登場。
著者等紹介
高橋弥七郎[タカハシヤシチロウ]
ライトノベル作家。大阪出身(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ひめありす@灯れ松明の火
73
この本を読み始めた時、私はシャナや祐二と同じ高校生でした。すごくすごく大好きで、ものすごく夢中になって読んだのを覚えています。あれから9年たって、どうしてあんなに夢中になったのか。読んで何を想ったのか。それはもうわからなくなっていて。人も、物語も、遷ろうものだと感じました。それでも、あの時の澄んだ夕焼け空みたいな気持ち、大好きだったメロンパン、セーラー服と詰襟の放課後、そして大切で大好きな私の運命の言葉『天下無敵の幸運を』それは今でも、胸の中一番深く澄んだ所に、大切にしまってある。とりあえずは、お疲れ様。2012/06/06
いりあ
34
2002年に1巻が発売されて、早9年。ついに本編が完結しました。最終決戦に入ってからは、次々と新キャラが投入され、ストーリーや人物相関を把握するのに手こずりましたが、最後にここまできっちりと纏めてくれるとは。最終巻は、主要なキャラに見せ場が用意され、次々と話が展開し、最後にこの人まで登場するとは驚きました。高橋弥七郎先生、いとうのいぢ先生、長い間お疲れ様でした。 また会いましょう。因果の交叉路で。2011/10/14
Yobata
28
御崎市で行われる最終決戦で一美が悠二への愛,シャナとの友情のため「ヒラルダ」を使用し、戦場に“彩飄”フィレスが現れる。予期せぬ強大な紅世の王の登場により悠二を始め、戦場は掻き回される。「ザナドウ」へと至る道を目指す紅世の徒とそれを殲滅するフレイムヘイズ、そして悠二とシャナの決着が今幕を閉じる…。御崎市決戦後編,シャナ最終巻。いやぁ〜これはハッピーエンドということでいいのか?この長かったシャナの物語はアニメでもはしょられず原作にかなり忠実に描かれてたんだねw第1巻から始まる狩人フリアグネの都喰らいに→2014/06/16
刻猫
23
かなり良かった。最高の最終巻。戦局の二転三転や次々と繰り返される策略にテンションが上がり続ける。そうして、この物語の終わりとして、感動的な場面が怒濤の連続で押し寄せるのは素晴らしかった。ザナドウの創世、徒の感動、人と在り続ける世界、仮面舞踏会の解散、両界の嗣子、そして最後の果たし合い。高揚と共に迎える終焉。想いをぶつけ合い共に行く二人、再会した巫女と将軍、創造神が見た悠二とシャナ。余韻と読了後の心地よい倦怠感が抜けない。本当に素晴らしい終わり。新世界よ楽園たれ。2011/11/23
燃え尽きタコ
11
ラストの悠二最高だよ。マジで大好き。でも魅力的なキャラである事とそれはそれとして殴られろは両立されるのでマジでシャナにボコボコにされろクソボケ。 悠二の計画も、後回しにしてたシャナへの想いとか言うクソボケ文章も、色々言いたいしか無いわクソボケ!シャナとお幸せに!2023/06/09
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