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内容説明
魔王城(築60年の六畳一間)の庭に、異世界からのゲートが開く。そこから現れた小さな少女は、魔王を“パパ”、勇者を“ママ”と呼んだ。まさか二人がそんな関係だったなんて…とショックを受ける芦屋や千穂。だが、一番混乱していたのは魔王と勇者だった。少女は魔王城で預かられることになり、真の意味で大黒柱となった魔王は、子育てに挑戦。さらに、親子(?)三人でのおでかけもあったりで、恋する女子高生・千穂は、やっぱりヤキモキしてしまうワケで―?フリーター魔王さまが繰り広げる庶民派ファンタジー、波乱必至の第3弾。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
へくとぱすかる
84
アニメの方が2巻までの内容なので、活字の続編を読むまでにかなり時間が空きました。新たな展開は、そもそもなぜ「はたらく魔王」なのかを考えさせる内容になったと思います。アラス・ラムスをめぐる天使と魔王との闘いで、文中にもあるように通常の世界でのイメージと役割が、まるで逆。過去はとにかく、魔王が善良で天使が邪悪な立ち回りになっている。それを説明するには、続編の物語が必要ということらしい。真奥の過去にも触れていく。3巻のテーマは意外にも「育児」。降ってわいたように育児に追われる魔王城の面々。真奥さんがカッコいい。2021/12/23
Aya Murakami
74
弟の本 リンゴから生まれたリンゴ花子(桃太郎のノリ)…ではなくアラス・ラムスちゃん登場。そしてアラス・ラムスを衝け狙うヴィラン天使も登場。この作品では天使はだいたいヴィランなのですね。しかし善良な天使もいるらしく幼き魔王サタンを助けた個体も…?善良天使が今後どう作品にからんでくるのか気になる3巻目。2022/02/14
まりもん
68
何だか今回の新キャラが小さい子供ということもあって育児ネタが満載。更に聖剣とアラス・ラムスを奪いにきたガブリエルが結構力があることが今後どう影響するのかな。一応恵美の聖剣がパワーアップしたけど・・・。2011/10/09
KUWAGATA
66
アラス・ラムスの可愛さに、悶絶を抑えきれません。そしてそんな彼女を取り巻く真奥や恵美や千穂、さらには芦屋や鈴乃たち他の人間模様は、作者の力量もあり、大変楽しく読み進めることができました。さらには予想外なところで恋の生まれる予感があったり、真奥の過去や聖剣の謎の一端などが明らかになるなど、これからも目が離せません。しかし真奥と恵美の間に予想外の鎹ができたりして、二人の関係はどうなっていくのやら。さらには千穂のこともあったりで、みんな好きなキャラなので、ついついヤキモキしてしまいます。祈・皆がハッピーな結末!2012/08/20
Yobata
60
鈴乃が隣に越してきた騒動も一段落して、旧盆の時期に日本のしきたりである迎え火をしていると、突然ゲートが開き、一つのリンゴが落ちてくる。しかもそのリンゴから手足が生えて来て、幼女になる。さらに真奥をパパ,恵美をママと衝撃発言をする…。この幼女の正体とは…?真奥の過去話及び魔王軍の征服の目的が語られ始めた今巻。エンテ・イスラ時代の過去が明らかになり、シリアス部分も増え始め、恵美も心が揺れ始めっちゃったwしかしこのシリーズはやっぱり漆原のダメ野郎さ加減が物語にいい味だしてるなw千穂ちゃんも高校生とは思えない→2013/03/02