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内容説明
南域の乱鎮圧に苦慮する帝国中央をよそに、北域の晴凛の勢いは止まらない。各地の有力者たちの来訪は後を絶たず、その権勢はまさに「北域王」と呼ぶにふさわしいものであった。私生活では、相変わらず「嫁」と「妻」に振り回される純情ぶりではあるが。その晴凛の活躍に目を留めたシムールのエオル王は、ついに決断する。シムールの未来を託し、晴凛と同盟を結ぼうというのだ。だが、シムールが帝国人と交わるのは前代未聞のこと。もし同盟締結となれば北域の覇権は決したといってもよいのだが、それをよく思わぬ勢力が暗躍を始め!?大人気シリーズ、第8弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まりも
18
晴凛中心で進んできた今までと違い北と南の同時進行となる今回。晴凛の兄はとんでもない軍人やな。本当この兄弟はハイスペックすぎる。北、南の動向を書く必要があるせいで1冊の中ではまとまりに欠けていると同時に盛り上がりにも欠けているか。面涼と沢樹延銘じゃなんか読んでて盛り上がらんのよね。やっぱり晴凛、伏龍コンビが一番しっくりくる。そろそろ二人が活躍するような場がほしくなってきたかな。2014/02/15
中性色
16
お腰につけた。正直、純粋な戦闘シーンとかより最序盤の開拓的な話や考察的な話の方が見てて面白いんだよな。あと何気に思ったけれど今回晴凛の弓術シーンが初めてなかったような。それにもう帝国は南軍との前の前座扱いなのか。今度はまた全面的に北域軍の戦闘を見たいものだが2020/03/03
和尚
8
この人の本は安定して重厚で、それでもラノベで面白い。北と南と帝国と、それぞれの物語があって、登場人物が多いのに、誰もおろそかにしてない。よっぽどいろんな経験をしていろんな人を見てる人なんだろうな、鷹見さんは。2011/08/10
Humbaba
7
自分の背負っているものが、単に自分自身の命のみでなく、一族全体の命であることを知る。それが大切なものであると考えているからこそ、富ませるために危ない橋を渡ることもある。しかし、もしも失敗したときにすべての命が霧消してしまうとわかれば、今までと同じように危険な道を歩むことはできない。2014/12/23
こたつ
6
安定して面白いです。ライトノベルとは思えないほど、しっかりとした小説だと感じました。でも、笑えるとこがあったりとそのバランスが好きです。2011/08/11