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内容説明
一時的とはいえ、悪魔っ娘の桂たまと契約し悪魔の力を行使した賀茂是雄。その釈明のため守護天使アブデルが天界へ出向いている間、地上ではとんでもない出来事が!全世界を剛毛マッチョだらけにしてマッチョのハーレムを作ろうとする女悪魔リリトベートによって、男女問わず筋肉ムキムキになってしまった地上界。たまの妖気を元に生まれた最強かつ最悪の悪魔を前に、アブデルの力を借りられない賀茂は立ち向かえるのか?そんな賀茂の窮地に懐かしのキャラクター達も駆けつける!?大ボリュームで贈る、笑いと涙のシニカルコメディ完結編。巻末にはドラマアルバムに収録された『畜生道五十三次外伝止めてくれるなおっかさん』も完全版で掲載。
著者等紹介
佐藤ケイ[サトウケイ]
11月11日生まれ。第7回電撃ゲーム小説大賞・金賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
た〜
4
前巻で物語の原点に戻っていい話になったと思ったら、今回はその良さがなくなってしまった。ギャグ要素もパワーダウン。シリーズの登場人物を色々引っ張りだしているけれど、それは贅肉になっただけでテンポも良くない。結末は、まあ綺麗にまとまったのではないでしょうか2014/07/13
Humbaba
4
理想は間違っていなかったかもしれない.しかし,その実現方法を誤ってしまえば,だれも幸せにすることは出来ない.力を持つものほど,自分の力の影響をよく考える必要がある.強い力は,止めるために多大なる力を必要とするため,誤りを訂正するのが困難になる.2012/11/10
コン
4
シリーズキャラほぼ総出演の、夏休みに公開される人気アニメの映画化みたいな内容。女の子も全員マッチョ化で人類滅亡の危機という相変わらずな内容で、最後は主人公が再び昇天してぬいぐるみ化という、常識破りの展開の連続。そもそもメインヒロイン達さえもマッチョ化したのは、本当に誰得なんだろうか。キャラ忘れているのが多く、既刊を斜め読みしながら読んだから、ものすごく時間かかった。でも最後までブレないスタンスは流石でした。既刊読み直したら、葉子が可愛かったので、この巻で葉子がたまに負けていないことが一番嬉しかった。2012/03/31
Humbaba
3
争いのない世界。それは理想の世界ではあるが、実現するためには幾つものハードルを超えなければいけない。そして、そのような高いハードルを越えようと思えば、普通の方法では不可能である。ハードルを超えるためにとった手段がまともなものでなければ、例え争いのない世界が訪れたとしてもそこに価値は見いだせない。2014/01/14
3
主人公かヒロインを死なせるのがストーリーの山を作るうえで手っ取り早い方法のひとつ、というエロゲーの知見に忠実な話だった。第1巻もそうだったはず。/シリーズ刊行時は爆笑しながら読んでいた記憶があるんだけど、最終巻ということで抑えめにしたのかそれともこちらの感性が変化したためかそんなに笑えなかった。2013/03/08